※本記事は、以下で記載している sikuliXのインストール方法 を実施していることを前提に記載しています。
画像識別で目的の場所(オブジェクト)を指定するなど、GUIを自動で操作するフリーツール:「sikuliX」。その sikuliX の4つの起動方法(Windows での実施方法)を本記事でまとめます。
起動方法
V1.1.3の場合
インストール先にある「runsikulix.cmd」をダブルクリックする。
※「sikulix.jar」を直接ダブルクリックしても起動できる場合があるが、「runsikulix.cmd」をダブルクリックする方が安全なので、「runsikulix.cmd」をダブルクリックする方法を推奨する。
V1.1.4の場合
インストール先にある「sikulix.jar」をダブルクリックする。
バッチファイルを使用する場合
前提条件
①sikulix で作成したプログラムを以下のどちらかの方法で保存する。
コードそのものを保存する場合:[ファイル(&F)] > [保存(&S)]
実行ファイルとして保存する場合:[ファイル(&F)] > [実行ファイルとしてエクスポート]
実施手順
①「”任意のファイル名”.bat」というファイルを作成する。
②作成したバッチファイルをテキストエディタで開く。
③以下のどちらかのコマンドを記述し、保存する。
[sikulix.jarファイルのパス(~~\sikulix.jar)] -r [保存されたフォルダ:”xxx.sikuli”のパス(~~\xxx.sikuli)]
[sikulix.jarファイルのパス(~~\sikulix.jar)] -r 実行ファイルとしてエクスポートされたファイル:”xxx.skl”のパス(~~\xxx.skl)]
④バッチファイルをダブルクリックする。
タスクスケジューラ-を使用する場合
前提条件
①上記「バッチファイルを使用する場合」の方法で、バッチファイルを作成しておくこと。
実施手順
①Windows ボタンを押下する。
②タスクスケジューラーを検索して起動する。
③右側カラムの「操作」で、「基本タスクの作成…」を選択する。(もしくは、左側カラムの「タスクスケジューラー(ローカル)」で右クリックを押下しても、「基本タスクの作成…」は選択可能。
④開いたウィザード「基本タスクの作成ウィザード」に表示されている「名前」の欄に作成するタスク名を入力する。
⑤「次へ」を押下する。
⑥タスクを開始するトリガー(頻度/タイミング)をラジオボタンで選択する。
- 選べるトリガー(頻度/タイミング)は以下。
- 毎日
- 毎週
- 毎月
- 1回限り
- コンピューターの起動時
- ログオン時
- 特定イベントログへの記録時
⑦「次へ」を押下する。
⑧-1:手順⑥で、「毎日」「毎週」「毎月」「1回限り」「特定イベントログへの記録時」のいずれかを選択した時
選んだ内容に応じた各種設定を行う。
トリガー | 設定項目 |
毎日 | 開始日時、間隔 |
毎週 | 開始日時、間隔 |
毎月 | 開始日時、間隔 |
1回限り | 開始日時 |
特定イベントログへの記録時 | ログ、ソース、イベントID |
⑧-2:手順⑥で、「コンピューターの起動時」「ログオン時」のいずれかを選択した時
本手順はパスする
⑨-1:手順⑥で、「毎日」「毎週」「毎月」「1回限り」「特定イベントログへの記録時」のいずれかを選択した時
「次へ」を押下する。
⑨-2:手順⑥で、「コンピューターの起動時」「ログオン時」のいずれかを選択した時
本手順はパスする
⑩行う操作を選択する。
- 選べる操作は以下。
- プログラムの開始 :指定したプログラムを開始する
- 電子メールの送信(非推奨):電子メールを送信する
- メッセージの表示(非推奨):メッセージボックスを表示する
⑪選んだ内容に応じた各種設定を行う。
操作 | 設定項目 |
プログラムの開始 |
|
電子メールの送信(非推奨) |
|
メッセージの表示(非推奨) |
|
⑫「次へ」を押下する。
⑬設定内容を確認して「完了」ボタンを押下する。
※「[完了]をクリックしたときに、このタスクの[プロパティ]ダイアログを開く」をチェックすると、作成したタスクのプロパティを開き、詳細な設定を即時行うことが可能。
※後ほど、作成したタスクスケジュールの内容を確認/変更したい場合は、タスクスケジューラーの左側カラムで「タスクスケジューラーライブラリ」を選択し、中央カラムで確認/変更したいタスクを選べばよい。
まとめ
今回は、起動方法について まとめてみました。
単にアプリの実行ファイルを用いるだけでなく、バッチ や タスクスケジューラーでも実行が可能です。
私は、自動操作をする際に、sikuliXを起動して実行ボタンを押すという手間が煩わしく感じます。そのため、「パソコン起動時に特定のアプリを立ち上げる」と言ったプログラムに関しては、バッチファイルを作成した後にタスクスケジューラーで実行しています。
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