突然ですが、SNSのアイコンを利用したい時ってありませんか?
右クリックして表示されるコンテキストメニューから、「名前を付けて画像を保存」などもあります。ですが、場合によっては無断転載などで知らない間に法を侵してしまうかもしれません。知的財産権により守られていることは、忘れてはいけません。
そんな時に利用できるSNS公式で配布しているアイコンが実はあるんです。
今回は、そんな「SNS公式のアイコン」の取得方法について記載していきます。
どんな時に使える?
こういったSNSは大企業が運営していることが多く、各社で使用する上での注意書き(ガイドライン)を制定しています。
要所の抜粋は後述しますが、大まかにいうと、「そのまま使って!」です。
上記さえ守れば、公式のロゴやアイコンを自由に使うことができます。例えば、自身のHP・ブログなどの「各種Webサイトへの埋め込み」、Stream Deck のような「ツールのアイコンに設定」などがあるでしょう。
ロゴやアイコンは、言わば企業イメージに直結し、企業からすればシンボルであり、とても大切なものです。それを安易に変更されて乱用されては困りますよね。
ダウンロードページとガイドラインの抜粋
ここでは、メジャーなSNSにおけるロゴ・アイコンのダウンロードページとガイドラインの抜粋を記載していきます。
ガイドラインについては、これがすべてではないので、注意してください。
Facebookでの公式ダウンロードページは、https://ja.facebookbrand.com/facebookapp/ です。
「」にチェックを入れ、「ダウンロード」ボタンを押下します。
ガイドラインの主な内容は以下です。
【許可されていること/守るべきこと】
【禁止されていること】
- Facebookのワードマークを使用
- 変更、回転、飾り付け、または再作成
- デザインや色の変更(白黒にすることは可能)
- Facebookブランドの誤ったイメージを表現
- Facebookブランドを最も際立って目立つような見た目にする
- 提携、後援、支持をほのめかす
- スクリプトやストーリーの一部として、Facebookブランドを否定的な文脈の中に置く
- Facebookの商標を複数形にしたり、動詞として使用したり省略する。
- 単語の代わりにFacebookのロゴやアイコンを使用する。
Instagramでの公式ダウンロードページは、https://en.facebookbrand.com/instagram/assets/instagram?audience=instagram-landing です。
「I have read and accept the guidelines for use.」にチェックを入れ、「Download」ボタンを押下します。
ガイドラインの主な内容は以下です。
【許可されていること/守るべきこと】
- Instagramという単語の一貫性を保つ
- 「I」は大文字で、周囲のコンテンツと同じフォントサイズとスタイルに。
- Instagramを他の各種ソーシャルネットワークから離す
- 利用規約とコミュニティガイドラインの遵守。
【禁止されていること】
- 次のような方法でInstagramブランドを表現する
- パートナー、スポンサー、承認者の意味合いを持たせる
- ネガティブコンテンツにInstagramブランドを掲載する
- Instagramという単語を変更、省略のように、ロゴを置き換える
- 「Instagram」の文字列の一部を、自分のブランドや一般的な用語などと組み合わせる
Line
Lineでの公式ダウンロードページは、https://line.me/ja/logo です。
「BRAND ICON」下にある欲しいロゴ、アイコンの「AI(Illustrator用)」「PSD(Photoshop用)」「PNG」のいずれかを押下します。なお、「BRAND ICON」の「AI」「PSD」は「RGB」と「CMYK」のカラーモードから選択することができます。
ガイドラインの主な内容は以下です。
【許可されていること/守るべきこと】
- データを変形 ・加工せず、そのまま使用すること
- 【禁止されていること】を参照のこと
- 視認性と独立性を確保するため、アイソレーション(不可侵領域)には、他の要素を表示しないこと
- アイソレーションは、アイコンの一辺の半分の距離です。アイコンの端から、この距離には何も表示してはいけない
- アイソレーションは、アイコンの一辺の半分の距離です。アイコンの端から、この距離には何も表示してはいけない
【禁止されていること】
- 以下のようなアニメーションや効果をつけること
- 変形(変倍・平体・斜体・回転)
- 間隔の変更
- 書体の変更
- 色の変更
- 装飾(影・縁取り・立体表示)
- アイソレーションの他要素の表示
- 視認性を低下させる背景の使用
- 文中での使用
Twitteでの公式ダウンロードページは、https://about.twitter.com/en/who-we-are/brand-toolkit です。
「Get the goods」下にある欲しいロゴの右側にある「Download」ボタンを押下します。
ガイドラインの主な内容は以下です。
【許可されていること/守るべきこと】
- アイソレーション(不可侵領域)には、他の要素を表示しないこと
- アイソレーションは、アイコンの一辺の4分の1の距離です。アイコンの端から、この距離には何も表示してはいけません。
- アイコンの色は、「青」もしくは「白」で構成されること
- 画像にロゴを配置する場合、常に白いバージョンを使用すること
- 背景が明るい画像の場合、10〜20%の黒を適用すること
- 指定のサイズを守ること
【禁止されていること】
- ロゴを変更、回転、装飾または変更すること
- ロゴをアニメーション化したり、作成すること
- ロゴを他の鳥やいきもので重ねること
- ロゴの一部を切り抜くこと
YouTube
YouTubeでの公式ダウンロードページは、https://www.youtube.com/intl/ja/howyoutubeworks/resources/brand-resources/#logos-icons-colors です。
左側カラムで「Logos, icons, and colors」を選択し、右側カラムで「Full-Color Light Logo」「Full-Color Dark Logo」「Monochrome Logos」のいずれかを押下します。
ガイドラインの主な内容は以下です。
【許可されていること/守るべきこと】
- 指定のサイズを守ること
- アイソレーション(不可侵領域)に、他の要素を表示しないこと
【禁止されていること】
- 文中の中でロゴを使用すること
- ロゴに以下を除く色を使用すること
- 赤 ⇒ 16進:#FF0000/RGB:255.0.0/CMYK: 0.100.100.0
- 白 ⇒ 16進:#FFFFFF/RGB:255.255.255/CMYK: 0.0.0.0
- 黒 ⇒ 16進:#212121/RGB:33.33.33/CMYK: 0.0.0.94
まとめ
今回は、「SNS公式のアイコン」の取得方法について記載しました。
ガイドラインは、あくまで一部であり、常に変更される可能性があります。使用前は必ず確認するようにしましょう。
機会があれば、利用してみて下さい。