【Dorico】【設定モード】プレーヤーパネルでの操作

現在、様々な場面・分野でユーザーに使われている作譜ソフト「Dorico」。

かつてのFinaleに代わり、業界標準の一角を担っています。

今回はそんなDoricoの「設定モード」の「プレーヤーパネルでの操作」について、紹介します。

なお、ここでは Dorico pro（ver.6） での内容に基づいた内容となっています。

目次
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プレーヤーってどんなもの？

プレーヤーは、その名の通り、「演奏者」や「パート」に相当します。

プレーヤーには、以下の3種類があります。

  • シングル

    • 楽器数：1つ以上、人数：1人
  • セッション

    • 楽器数：1つ、人数：複数
  • アンサンブル

    • 楽器数：1つ以上、人数：複数

プレーヤー自体（プレーヤーカード）に対する操作

ここでは、プレーヤーパネルで実施可能な「プレーヤーカード」に対する主要な操作をまとめます。

操作手順
追加（シングルプレーヤー）
  1. 以下のいずれかを実行する。
    • 「Shift + P」を押下する。
    • プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「シングルプレーヤーを追加」ボタンを押下する。
  2. 表示されたインストゥルメントピッカーで、適用したいインストゥルメントを選択する。
  3. 「追加」ボタンを押下する。
追加（セクションプレーヤー）
  1. 以下のいずれかを実行する。
    • 「Shift + Alt + P」を押下する。
    • プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「セクションプレーヤーを追加」ボタンを押下する。
  2. 表示されたインストゥルメントピッカーで、適用したいインストゥルメントを選択する。
  3. 「追加」ボタンを押下する。
    • ダブルクリックでも良いです。
追加（アンサンブル）
  1. 以下のいずれかを実行する。
    • 「Shift + E」を押下する。
    • プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「アンサンブルを追加」ボタンを押下する。
  2. 表示されたアンサンブルピッカーで、以下のいずれかを実行する。
    • 「選択」タブで、適用したいアンサンブルを選択する。
    • 「ビルド」タブで、検索窓に「”インストゥルメントA”,”インストゥルメントB”,・・・」のように「,（カンマ）」区切りで入力する。
      • 「保存」ボタンを押下すると、独自作成の「カスタムアンサンブル」として保存することができます。
  3. 「追加」ボタンを押下する。
プレーヤーを削除
  1. 削除したいプレーヤーカードを選択する。
  2. 以下のいずれかを実施する。
    • 「Delete」もしくは「Backspace」を押下する。
    • プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、[プレーヤー設定] > [プレーヤーを削除]を選択する。
  3. 表示された確認ダイアログで、以下のいずれかを選択する。
    • プレーヤーとパ－トレイアウトを削除
    • プレーヤーのみを削除
プレーヤーの複製
  1. 複製したいプレーヤーカードを選択する。
  2. 以下のいずれかを実施する。
    • 右クリックし、コンテキストメニューを開く。
    • プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「プレーヤー設定」ボタン押下する。
  3. 表示されたメニューで、「プレーヤーを複製」を選択する。
ソリストに設定
  1. 設定したいプレーヤーカードを選択する。
  2. 以下のいずれかを実施する。
    • 右クリックし、コンテキストメニューを開く。
    • プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「プレーヤー設定」ボタン押下する。
  3. 表示されたメニューで、「ソリスト」を選択する。
ソリストを解除
  1. 「ソリストに設定」と同じ手順を行ってください。
使用するフローの切り替え
  1. 使用するフローを変更したいプレーヤーを選択する。
  2. フローパネルで、各フローに表示されているチェックボックスを切り替える。
使用するレイアウトの切り替え
  1. 使用するレイアウトを変更したいプレーヤーを選択する。
  2. レイアウトパネルで、各レイアウトに表示されているチェックボックスを切り替える。
ソート順の変更
  1. プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「プレーヤーを並べ替え」ボタンに対するコンテキストメニューを開く。
  2. 表示されたリストから、希望のソート順を選択する。
特定のプレーヤーの並び順を変更
  1. 並び変えたいプレーヤーカードを上下にドラッグする。
  2. 希望する場所でドロップする。
ソリストに設定することで、自動で番号が振られなくなったり、ソリストだけをまとめて括弧で括られるようになります。
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プレーヤーに紐づくインストゥルメントに対する操作

ここでは、プレーヤーカードにおける「インストゥルメント」に対する主要な操作をまとめます。

操作手順
追加
  1. インストゥルメントを追加したいプレーヤーカードを選択する。
  2. 以下のいずれかを実行する。
    • 「Shift + I」を押下する。
    • プレーヤーカードの右上にある「+」を押下する。
  3. 表示されたインストゥルメントピッカーで、適用したいインストゥルメントを選択する。
  4. 「追加」ボタンを押下する。
削除
  1. インストゥルメントを追加したいプレーヤーカードを選択する。
  2. プレーヤーカードを展開し、インストゥルメントの一覧を表示する。
  3. 「メニュー（・・・）」ボタンを押下する。
  4. 表示されたメニューから、「インストゥルメントを削除」を選択する。
  5. 表示された確認ダイアログで、「OK」ボタンを押下する。
インストゥルメントの変更
  1. インストゥルメントを追加したいプレーヤーカードを選択する。
  2. プレーヤーカードを展開し、インストゥルメントの一覧を表示する。
  3. 「メニュー（・・・）」ボタンを押下する。
  4. 表示されたメニューから、「インストゥルメントを変更」を選択する。
  5. 表示されたインストゥルメントピッカーで、適用したいインストゥルメントを選択する。
  6. 「追加」ボタンを押下する。
インストゥルメントの並び順を変更
  1. 並び変えたいインストゥルメントを上下にドラッグする。
  2. 希望する場所でドロップする。
    • 他のプレーヤーカードに移動することも可能です。
自動割り振りの再ナンバリング
  1. メニューの[設定] > [インストゥルメント番号を変更]を選択する。

プレーヤーグループ

プレーヤーパネルでは、任意のプレーヤーをグループ化することで、譜面上で括弧で括られたり、リストの視認性を高めることが可能です。

ここでは、グループ化に対する主要な操作をまとめます。

操作手順
追加（新規グループ）
  1. グループ化させたいプレーヤーカードを選択する
  2. プレーヤーパネルのアクションバー（リンク）で、「グループを追加」ボタン押下する。
追加（既存のグループに新規プレーヤーを追加）
  1. グループ化させたいプレーヤーカードを選択する
  2. コンテキストメニューを開き、以下のいずれかを選択する
    • シングルプレーヤーを追加
    • セクションプレーヤーを追加
  3. 表示されたインストゥルメントピッカーで、適用したいインストゥルメントを選択する。
  4. 「追加」ボタンを押下する。
追加（既存のグループに既存プレーヤーを追加）
  1. グループに追加したいプレーヤーカードをドラッグする。
  2. 希望するグループ内で、ドロップする。
グループからプレーヤーカードを外す
  1. グループから外したいプレーヤーカードをドラッグする。
  2. グループ外で、ドロップする。
グループを削除
  1. 削除したいグループを選択する。
  2. 以下のいずれかを実施する。
    • 「Delete」を押下する。
    • 「Backspace」を押下する。
  3. 表示された確認ダイアログで、以下のいずれかを選択する。
    • プレーヤーを保持
    • プレーヤーを削除
グループの開閉
  1. 「グループ名」の右にある「<」もしくは「v」を押下する。
グループ名の変更
  1. 以下のいずれかを実施する。
    • グループ名をダブルクリックする。
    • グループ名に対して、コンテキストメニューを開き、「プレーヤーグループ名を変更」を押下する。
      • 専用の「プレーヤーグループ名を変更」ダイアログが開きます。
  2. 変更したい名称に変える。

商品情報

steinberg DORICO
各作業に最適なモードで作譜。出版用に最適。

まとめ

今回は、Doricoの「設定モード」の「プレーヤーパネルでの操作」についてまとめてみました。

Doricoを使用する際のヒントになれば幸いです。

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