本当におすすめしたいアコギ:Maton(メイトン)

今回は私が一番おすすめしたいアコギメーカー:Matonについて、記載していきます。

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私がアコギを選ぶ際に重視していること

私は今まで、アコギを試奏もしくは所持してきた経験があるものの一部を以下に記載します。

  • Taylor 210e(新品)
  • Gibson J-45(ヴィンテージもの)
  • Guild D-55(新品)
  • Martin D-28(新品)
  • Cole Clark(ドレッドノートタイプ)(新品)
  • Maton EBW70C(新品)

すぐに分かる方もいるかと思いますが、ほとんどがドレッドノートタイプになります。用途はバンド内で用いることがほとんどで、コードメインの弾き方です。そのため「バッキングメイン」「馴染みつつも他の音に負けないように」というのが重要になってきます。加えて、ボディーシェイプもドレッドノートタイプが一番好きだったので、ドレッドノートタイプが多くなっています。音も生音だけでなく、ピックアップを通した音も重要視しています。

Matonを手にするまでの経緯

私が所持していたものの中で、初めてのアコギは「Talor 210e」。バランスが良い音で、バンド内でも一番使いやすくよく使っていました。しかし曲によっては、低音がより出てほしい、ジャキジャキした音が欲しい。という欲が出てきて、色々探すことになります。結果一番よく使うことになったのは、Guild D-55 でした。低音がよく鳴り、生音もずっしりとした迫力がありました。しかし、このD-55も状態が悪くなり、手放すことになりました。

そんな中で出会ったのが、今回話題にするMatonです。

初めは、生音もピックアップを通した音も良いもの。バランスが良い Taylor系もしくは低音ずっしりのGuild系のものと思っていました。しかし、店員さんに紹介されたのはMatonでした。たまたま状態が良く、鳴りも一際良いものが入っていて、弾いた直後に即決するほどでした。(実際には、予算との影響で悩んでます。。。)J-45のように個性を求める場合を除けば、これに勝るアコギはないかな。と思います。

Matonの特徴

1946年設立と今回比較した3社の中では一番古く老舗であるオーストラリアのギターメーカーです。
注目すべき特徴は以下が主な点です。
  • 材木
  • ピックアップ
  • 弾きやすさ
  • 流通量
  • 価格帯
材木
Cole Clarkと同様に、基本的にオーストリアの木だけを使っています。独自調達で厳選された材木を使用しており、「クイーンズランドメイプル」「ルッツスプルース」「シトカスプルース」「ブラックウッド」「インディアンローズウッド」「サペルマホガニー」「ブンヤパイン」などを使用しています。
ピックアップ
Cole Clarkと同様に生音よりもピックアップを通した音を重要視している印象です。ピックアップはコンデンサーマイクとピエゾの両方の使っていて「AP5-Pro」と呼ばれています。ほぼすべてのシリーズに搭載されていて、非常にクリアなアコギらしい音を出してくれます。コンデンサーマイクを使用していますが独自のハウリング対策がされており、安心して出力を上げられます。また、コンデンサーマイクはアームを回転させる可動式になっているので、ある程度拾う場所を選ぶことができます。
「AP5-Pro」でコントロールできるものは、以下の7つになります。ピエゾとコンデンサーマイクの音量がMIXではなく各々で調整できること、そしてMIDの周波数を変えられることが肝で、本体のみで幅広い音作りも可能になります。
  • ピエゾの音量
  • コンデンサーマイクの音量
  • 全体の音量
  • Bassの音量
  • Trebleの音量
  • Midの周波数
  • Midの音量

ちなみに「ピックアップを通した音を重要視している」からと言って、生音が悪いというわけではありません。そのため、エレアコでもコンデンサーマイクも積極的に使っていくことが可能だと思います。個体差はあると思いますが、音色はキレイで良い音がします。「カラッと乾いた音」「クリアな音」というような印象です。

弾きやすさ
Matonは弦のテンションが比較的低めで、弦高は低く設定されています。弦高が低いからと言って、弦がネックに当たってビビるということはありませんでした。これらは、他の一般的なギターよりも、ネックの角度が浅くなっている点やペグの選択など、「テンション:低」かつ「弦高:低」を前提にした構造設計/パーツ選びが起因しているのでしょう。そのため、バレーコードも無駄な力なく押さえることができて弾きやすいです。私の場合は使用する弦も Custom Light ゲージ:11 | 52(Elixir NANOWEB 80/20 BRONZE)を使用しています。
ネックも握りやすい形をしています。Fender のエレキギターのように薄すぎもせず、かといって厚すぎもしないため、無理なく弾き続けることが可能だと思います。私は、Fenderのエレキギターのネックは薄すぎて弾きにくいのですが、Matonは非常に弾きやすいです。
流通量

Matonは、まだまだ流通量も少なく見かける機会も少ないかもしれません。しかし、最近では秦基博がGibson の J-45と共に使用されているなど、最近になって日本で人気が出てきたメーカーのようです。そのため、これから徐々に目にする機会も増えるかもしれませんね。ちなみに、イケベ楽器や各地の島村楽器では、置かれている確率は高そうです。島村楽器のラゾーナ川崎店においては比較的多くの展示されていた気がします。少し前に聞いた話では、国内代理店でのMatonの担当者は1人のようで、入ってくる品質もある程度安定しているのではないでしょうか?

価格帯
低価格帯はありません。20万以上かかってしまいますが、飛びぬけて高いものは少ないです。通常は大体25万~30万を考えておけば良いかと思います。しかし、比較的安価で高品質なアコギは揃っているため、コスト以上の価値はあるかと思います。
一番のおすすめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?今は、日本での流通は現状少ないため、なかなかお目にかからないメーカーかもしれません。ですが、Matonは国内でも人気が出てきているメーカーです。見ることがあれば、ぜひ試奏してみてください。

参考動画もぜひ見てみて下さい。

参考動画

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