【電子ドラム】TD-50SC-Xの基礎知識~対応している奏法~

TD-50Xを主軸としたドラムセットは、生ドラムに近い形で様々な奏法を行うことができます。

そんなTD-50Xを装備したTD-50SC-Xは、電子ドラムをより生ドラムのように扱いたい場合はおすすめできるセットでしょう。

今回は、TD-50SC-Xが対応している奏法について触れていこうと思います。

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TD-50SC-Xで対応している奏法

センサーの誤動作・故障を避けるため考慮して、スティックは「木製」「樹脂製」を、ブラシは「ナイロン製」のものを使うようにしましょう。

TD-50SC-Xは、2022年春頃の現行品の中でも、生ドラムに最も近いニュアンスで多種多用な奏法を行うことが可能です。これは先述の「インストゥルメント」の種類の多さに因るところも多いです。

以下に対応している奏法をまとめます。

スネアドラム(デジタル接続:PD-180DSの場合)

奏法 説明
ヘッド・ショット 面の部分(ヘッド)を叩きます。

ヘッドの中心から外周部の間で叩く位置を変えることで、音色に生のスネアドラムの様な変化を付けることができます。

リム・ショット 面の部分(ヘッド)と縁(リム)を同時に叩きます。

リムの音が加わることで、独特な音色を鳴ります。

また、ヘッドの中心部を叩くリム・ショット(オープン・リム・ショット)と縁寄りのヘッド部を叩く(シャロウ・リム・ショット)を使い分けることができます。

クロス・スティック ヘッドに手を置いた状態で、リム部を叩きます。

リムの音を鳴らすときに、先述の「リム・ショット」と使い分けることができます。

ブラシ ブラシでこする表現(ブラシ・スイープ奏法)を使用することができます。

なお、この方法を使用するには、設定を変更する必要があります。ブラシ演奏に対応したインストゥルメントをスネアのヘッド側に割り当てて、「Brush Switch」を「ON」にしてください。

ハイハット(デジタル接続:VH-14Dの場合)

奏法 説明
オープン ハイハット・スタンドのペダルの踏み込み具合により、オープンやハーフオープンの音色が利用できます。

なお、連続的で線形的な変化のため、オープンからクローズの間のある点で急に音が変わると言った現象は発生しません。

クローズ ハイハット・スタンドのペダルの踏み完全に閉じている状態で音色を鳴らす方法です。

なお、完全に閉じている状態からさらに強く踏み込むことで、その強さに応じて音色も変化します。

フットクローズ 開いている状態からペダルを踏んで閉じることで鳴らす方法です。
フットスプラッシュ ペダル踏むことでシンバルが閉じた瞬間に開くことで響き渡るように鳴らす方法です。
ボウ・ショット トップ・シンバル(上側のハイハット・シンバル)の打面(中心から端に伸びる領域)を叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのヘッド部に設定したものです。

VH-14Dでは「打点位置の検出」が可能なので、叩くボウ部の位置に応じて音色も変化します。

エッジ・ショット トップ・シンバル(上側のハイハット・シンバル)の端(エッジ)をスティックのショルダー部(先の方の斜めになっている部分)で叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのリム部に設定したものです。

VH-14Dでは、ボウ・ショット同様に叩く位置によって音色が変化します。

チョーク ハイハット・シンバルを叩いた後に、端の部分(エッジ・センサー部)を指でつかむことで音を止めることができます。

チョークした状態でハイハット・シンバルを叩くと、クローズとは違ったニュアンスの短く鳴る音を得ることができます。

ミュート VH-14Dでは、センサーが感知してくれる範囲であれば、どこに手を置いても音を止めることができます。

ミュートした状態でハイハット・シンバルを叩くと、クローズとは違ったニュアンスの短く鳴る音を得ることができます。

ライド・シンバル(デジタル接続:CY-18DRの場合)

奏法 説明
ボウ・ショット シンバルの打面(中心から端に伸びる領域)を叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのヘッド部に設定したものです。

CY-18DRでは「打点位置の検出」が可能なので、叩くボウ部の位置に応じて音色も変化します。

エッジ・ショット 端(エッジ)をスティックのショルダー部(先の方の斜めになっている部分)で叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのリム部に設定したものです。

VH-14Dでは、ボウ・ショット同様に叩く位置によって音色が変化します。

ベル・ショット 中心の膨らみ部分(「ベル」もしくは「カップ」)を叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのベル部に設定したものです。

チョーク ライド・シンバルを叩いた後に、端の部分(エッジ・センサー部)を指でつかむことで音を止めることができます。

チョークした状態でライド・シンバルを叩くと、クローズとは違ったニュアンスの短く鳴る音を得ることができます。

ミュート CY-18DRでは、センサーが感知してくれる範囲であれば、どこに手を置いても音を止めることができます。

ミュートした状態でライド・シンバルを叩くと、クローズとは違ったニュアンスの短く鳴る音を得ることができます。

パッド(デジタル接続を除く)

奏法 説明
ヘッド・ショット 面の部分(ヘッド)を叩きます。

ヘッドの中心から外周部の間で叩く位置を変えることで、音色に生のスネアドラムの様な変化を付けることができます。

リム・ショット 面の部分(ヘッド)と縁(リム)を同時に叩きます。

リムの音が加わることで、独特な音色を鳴らすことができます。

クロス・スティック ヘッドに触れないようにリムのみを叩きます。

シンバル(デジタル接続を除く)

奏法 説明
ボウ・ショット 最も一般的な奏法で、シンバルの打面(中心から端に伸びる領域)を叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのヘッド部に設定したものです。

エッジ・ショット 端(エッジ)をスティックのショルダー部(先の方の斜めになっている部分)で叩く奏法です。

鳴る音色は、トリガーのリム部に設定したものです。

チョーク シンバルを叩いた後に、端の部分(エッジ・センサー部)を指でつかむことで音を止めることができます。

チョークした状態でシンバルを叩くと、クローズとは違ったニュアンスの短く鳴る音を得ることができます。

商品情報

TD-50Xの音源を採用されている中、最もコスパが良いと考えている機種です。

V-drumsのフラグシップシリーズで、島村楽器限定モデル

まとめ

今回は、「TD-50SC-Xが対応している奏法」について、記載しました。

TD-50SC-Xは、2022年春頃においてフラグシップ音源である「TD-50X」をベースとした細かいニュアンスを表現できる電子ドラムです。

電子ドラム用語の説明も兼ねた記載をしているので、参考にしてみて下さい。

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