最近、IT分野で話題のキーワード:RPA(Robotic Process Automation)。PCで行う決まった作業を自動で行ってくれる技術です。
少子高齢化、フリーランスが増えてきたことなどの影響により、企業で働く人の減少、ライフワークバランスを求められる社会の流れ、仕事の中での時間短縮・作業要員確保は課題になってきていると思います。RPAは、そんな時間短縮・作業要員確保(代役)に役立つ最適な技術です。
ですが、実際、どのように導入するのか?導入前後のイメージが浮かばない。そういう人は少なくないと思っています。そこでこの記事ではRPAの概要と導入の事例を考えます。
RPA!業務自動化!!と言っても、具体的なイメージが・・・
導入したイメージが全く浮かばない
RPA!業務自動化!!と言うことや、やることのメリットは分かってても、どうにも前向きにならない。以下は、私のイメージです。全く採用したイメージが浮かばなかったのです。
RPAのメリットって?
- 間違いを起こす回数が減り、単純なミスを起こすリスクが減る
- 実施者の熟練度によって発生していた成果物の品質の差がなくなる
- 自動化することで、作業に充てる時間を他のことに充てられる
- 業務時間外の時間を使うことで、有限の時間を有効活用できる
- 決まった手順の実行に特化している
RPAのデメリットって?
- 正しくRPAを設定をせず、不具合を埋め込んでしまうと、RPAは間違いを起こし続ける
- どうしても人の手が介入しなければならない作業は、対応できない
- RPAの作業で何等かの不具合が起こると、復旧のための作業時間・調査時間が発生したり、後工程の作業が滞る(Jenkinsの自動ビルドなど)
- 導入規模により、仕組みづくりに多くの時間がかかる
- RPAで使用しているツールの有識者と利用者への教育が必要になる
- ツールだけが1人歩きした場合、誰もメンテができなくなる可能性がある
- 変化や学習が伴う作業は不向き(こちらは、AIの担当範囲になる)
RPAに向いている作業/導入すべき作業って?
RPAの特性から言えること
一番イメージがしやすいのは、業務?
- データの収集、コピー、確認、入力
- 書類作成
主に、この2つに尽きてしまいそうです。そのため、導入しやすい職種・業種も限られてきそうです。事務職・経理職・営業職・管理職・金融業などでしょうか?開発職にはなかなか取り入れにくいかもしれません。考えられるとすれば、各種仕様書作成の抜け漏れ確認、テストデータ作成、ソフトのビルド処理、毎回行う必要のあるテストの自動化があります。しかし、どれも既に別のツールで自動化されているケースがほとんどのような気がします。。。
最後に
思ったことは、RPAの個人での導入は機会が少ないかなと言うこと。やはり、仕事や業務での「書類作成」や「データ処理に関わる作業」、または「バッチファイルでもできそうな繰り返し作業」が多いのかなと思いました。かつ、業種・業務内容も限られてきてしまう。
私自身、個人で無理やり取り入れたことはあります。「sikuliX」というGUIを自動操作するアプリを使って、PC起動時に「必要なアプリ群を立ち上げる」ことと、ログインが必要なサイトに「ログインする」こと。その他は、模索中です。業務では、「テストデータ作成」「テスト実行」で使用することがあります。
もし、個人でこんな使い方もできるよ!って方がいらっしゃいましたら、コメントいただけますと嬉しいです。
↓↓sikuliXに興味のある方は、こちらもどうぞ↓↓