ロジカルシンキング~MECE(ミッシー)~

ロジカルシンキング(論理的思考)は、「一連の話題」「議題の解決」などで矛盾がなく、筋が通っている考え方、もしくは誰もが納得するような説得力がある説明ができる考え方を身に付けられる手法になります。

そのため、ビジネスだけにとどまらず、普段の生活でも使えますし、面接(試験)・交渉事などいろんな場面で使えます。

今回は、そんなロジカルシンキングのフレームワークの中でも非常に重要なMECE(ミッシー)について記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

すぐにでも、試せる内容です。

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MECEとは・・・

「MECE」は、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略です。その神髄は、「モレなく、ダブりなく」ということになります。

この「モレなく、ダブりなく」という考え方自体は、図で見ると以下のような感じです。

この考え方は、意識はしていないだけで、実は誰でも学んでいるんです。学生時代に「場合の数」や「集合」などの形で習っていると思います。

MECEがもたらすものとは・・・

では、実際に「MECE」を用いるかどうかでどういう利点があるでしょうか?

人間は、人によって性格が異なるように、考え方も千差万別。そして、人によって、考え方に傾向があります。無意識でも、考え方は同じような方向に向いてしまい、偏りがちです。そういった部分を払拭すべく、「客観的に思考・選択肢を整理できる」そんな利点があります。中でも、「抜け漏れがなくなる」ということは非常に重要な点になります。考えられていなかったという事態を少しでも防げるのです。

漏れを防いで選択肢を網羅すること。これが、誰に対しても説得力をもち、納得できるような説明につなげられるようになります。

MECEの具体例

「MECE」の重要性は説明されたけど、では、実際にどういうものが「MECE」となるのか?

この点について、実際に具体例を記載します。

これらを見比べてみていかがでしょうか?

MECEであるものは、「モレなく、ダブリなく」になっていませんか?

MECEでないものは、まだ考えられる候補があったり、重なっている部分があると思います。

ただし、MECEでないものも、条件を付ければMECEとして扱えることを覚えておきましょう。

正解は1つではありません。

MECEであるもの

まずは、MECEであるものの例です。

MECEであるもの
  • 性別: 男、女
  • 年齢: 10歳未満、10代、20代、30代、・・・
  • 都道府県: 北海道、青森県、・・・、鹿児島県、沖縄県
  • 旅行先: 国内、海外
  • お金: 紙幣、硬貨
  • 信号: 赤、青、黄色
  • 日本三景: 天橋立、松島、宮島(厳島)
  • ゴミ: 燃えるゴミ、燃えないゴミ(、粗大ゴミ)
  • 曜日: 日月火水木金土
  • 月:1月、2月、・・・・、11月、12月

MECEでないもの

次は、MECEではないものの例です。

MECEではないもの
  • 老若男女: 
    • 「老若」と「男女」はそれぞれがすでにMECEとなっており、完全に重なっている。
  • 肩書: 学生・労働者・無職
    • 社会人学生として、「学生」であり「労働者」である場合がある
  • 社員の自席: 1F、2F、・・・
    • 社員によっては、複数の席が用意されている場合がある
  • 服: 男性用、女性用、子供用
    • 子供は、男性か女性に分かれるので、ダブリが生じている
  • 入場料: 大人料金、子供料金、割引特典(○○会員など)
    • 割引特典を使う人は、大人もしくは子供になるため、ダブリが生じている
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MECEを考えるヒント・ツール

「MECE」を考えるヒントとなるものをいくつか記載します。

  • 3C分析:
    • 「市場(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」
  • 4Pマーケティング・ミックス:
    • 「場所(Place)」「商品(Product)」「商品(Product)」「販売促進(Promotion)」
  • SWOT:
    • 「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」
  • 6W3H:
    • 「Why」「What」「When」「Where」「Who」「Whom」「How to」「How many」「How much」
  • QCD:
    • 「品質(Quality)」「コスト(Cost)」「納期(Delivery)」
  • バリューチェーン:
    • 「開発」「調達」「生産」「販売」「物流」「サービス」
  • 衣食住:
    • 「衣服」「食事」「住まい」
  • 起承転結
  • 春夏秋冬

まとめ

「MECE」の重要性と考えるヒントについて説明してきました。たまに、日常目にするちょっとしたものをMECEで考えたらどうなるか?と考えたりすると、訓練にもなりますし、収監になってくると思います。ちょっとした遊び感覚でもできると思うので、試してみると面白いかもしれませんね。

ただし、1つだけ覚えておいてください。完璧なMECEを作ることは非常に困難です。MECEはあくまで手段であり、目的ではありません。MECEを作ることに一生懸命になるのではなく、その先の本当の目的を忘れないようにしてください。

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