リモートデスクトップ接続をしようしていて、「普段使用しているユーザーでログインできなくなった。」もしくは「リモートデスクトップのエラーが出た」「他のPCではログインできるのに…」といった事態に陥ったことはありませんか?
そんな時に便利なのが、本記事で説明する「管理者権限によるリモートデスクトップ接続」です。
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エラーダイアログの例
仕事などでリモートデスクトップ接続をしているときに、エラーダイアログが表示されることがあります。こうなると後述のいずれかの方法で、管理者権限によるリモートデスクトップ接続を行わないといけなくなります。以下のような文言のエラーダイアログなので、参考にしてみて下さい。
ライセンスを提供するためのリモート デスクトップ ライセンスサーバーがないため、リモートセッションは切断されました。
サーバー管理者に問い合わせてください。
管理者権限でリモートデスクトップ接続
これから紹介する方法で行っていることは、次のいずれかに相当する。
- 管理者権限で「リモートデスクトップ接続」を実行し、通常通りリモート接続を行う
- 通常通り起動した「リモートデスクトップ接続」で管理者権限でリモート接続を行う
では、以下でその方法を紹介する
コンテキストメニューから
仮にタスクバーやデスクトップ上にリモートデスクトップ接続のショートカットが存在している場合は、そちらでも問題ありません。
- [ スタートメニュー ] > [ Windows アクセサリ ] を開く
- [ リモートデスクトップ接続 ] に対し、右クリックを押下する
- [ その他 ] > [ 管理者として実行 ] を選択する
- 「コンピューター」の入力欄に通常通り接続したいリモート先の「IPアドレス」もしくは「ホスト名」を入力する
- [ 接続 ] ボタンを押下する
リモートデスクトップ接続から
通常通りに、リモートデスクトップ接続を実行して、管理者権限でログインする方法です。こちらもショートカットが存在している場合は、そちらでも問題ありません。
- [ スタートメニュー ] > [ Windows アクセサリ ] を開く
- [ リモートデスクトップ接続 ] を選択する
- 「コンピューター」の入力欄に、「【接続したいIPアドレス】 /admin」もしくは「【接続したいホスト名】 /admin」を入力する
- [ 接続 ] ボタンを押下する
ファイル名を指定して実行から
- ショートカット:[ Windows ]ボタン + R を実行する
- 「名前」の入力欄に、「mstsc /admin」を入力する
- 「コンピューター」の入力欄に通常通り接続したいリモート先の「IPアドレス」もしくは「ホスト名」を入力する
- [ 接続 ] ボタンを押下する
※手順①は、[ スタートメニュー ] > [ Windows システム ツール ] > [ ファイル名を指定して実行 ] を選択しても構いません。
まとめ
今回は、リモートデスクトップ接続で問題が生じたときに使える「管理者権限でのリモートデスクトップ接続」について説明しました。
通常使うことは少ないと思いますが、いざという時に非常に役立ちます。ぜひ、参考にしてみて下さい。