今回は私がおすすめしたいアコギを紹介していこうと思います。
用途はバンド内でコード弾きをメインにしています。「バッキングメイン」の方、「馴染みつつも他の音に負けない音」をお探しの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
今回は私がおすすめしたいギターメーカーを紹介していきます。どれも、私が今まで試奏もしくは所持してきた経験があるものです。これから紹介するメーカーで試奏したギターの一例を以下に記載します。
- Gibson J-45(ヴィンテージもの)
- Taylor 210e(新品)
- Cole Clark(ドレッドノートタイプ)(新品)
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おすすめしたいメーカーの紹介
Gibson
1902年に設立した言わずと知れた老舗ブランドでもあるアメリカのギターメーカーです。多くのプロが使用され、ヴィンテージギターも多く販売されています。
注目すべき特徴は以下が主な点です。
- ボディサイズ
- 音色
- 個体差
ボディサイズ
Gibsonのギターは、独特な形状をしています。J-45の形状である「ラウンドショルダー型」、ハミングバードの形状である「スクウェアショルダー型」などが代表格かと思います。なかでも J-45は 北川悠仁(ゆず) や 秦基博、桜井和寿(Mr.Children)、福山雅治、木村カエラ など国内でも様々な方が所有しています。
音色
Gibsonのアコギは、Gibsonにしか出せない独特な音色を奏でます。よく言われるのは「ジャキジャキした音」。Gibsonがもつ低音には独特な鳴り方があり、高音が出すぎるような印象はありません。また、よく鳴るという印象はありません。そのため、パーカッシブに奏でるイメージが強く、指弾きよりはピックを使った奏法に向いていると思います。特にJ-45は力強くコード弾きをするバンドの中でのバッキングメインが良いでしょう。また、ヴィンテージのものは、非常に枯れた乾いた音や、生鳴りの良さが際立ったものが多いです。
個体差
Gibsonは、個体差が一際激しい印象があります。ヴィンテージを含む中古は特にです。そのため、中古を購入する場合、ヴィンテージを視野に入れる場合は、必ず試奏することをお勧めします。また、新品を購入する場合はレギュラーラインよりも、1本1本丁寧に作られているカスタムショップの方が良いとは思います。もちろん、値段は張りますが・・・
Taylor
アメリカのギターメーカーで、1974年に設立と比較的歴史は浅いです。しかし、常に新しい技術を追い求めた先進的なメーカーになっています。
注目すべき特徴は以下が主な点です。
- 音
- シリーズの違い
- 弾きやすさ
- トップ浮きの修理
音
前述しましたが、Taylorの音はテイラーの音は「全体的にバランスが良い」です。また、Taylorのギターはエレアコになりますが、ピックアップを通した時のスピーカーから聴こえる音を重要視しています。ピエゾの独自ピックアップを搭載していますが、とても高品質でクリアです。また、Taylor の特徴として、Elixirのアコギ弦を標準で使用している点も挙げられます。コーティング弦ですが煌びやかな音が出やすい弦で、私も普段から使用していておすすめです。
シリーズの違い
Taylor には、5つのボディの形状があります。それぞれが各シリーズ(代表的なもので、100シリーズ~900シリーズ)で出されています。また、限定版の「~~Limited」も多く、バリエーションは非常に豊富です。ですが、ボディ内のブレーシングなどの基本的な作りは同じです。ピックアップでさえもです。
では、何がシリーズの違いなのか?それは、使用している材です。「メイプル」「オバンコール」「ブラックウッド」「シトカスプルース」「ローズウッド」など、シリーズによって様々な材を使用し、その材により価格も変わってきます。
私が良いな~と思ったのは、200番台と900番台でした。900番台は70万を超えて価格が大変なことになっています。「ブラックウッド」を用いたものでは30万台が多い印象です。
ボディ形状については、現行品のドレッドノート(DN)タイプが以前より減っています。もし、ドレッドノートタイプが欲しい人は希望のシリーズで販売しているか?を一度確認した方が良いでしょう。人気のあるグランドオーディトリアム(GA)タイプは変わらず広いシリーズで販売しています。
弾きやすさ
Taylorが特許を持つボルトオンによりボディとネックを接続することで、様々なユーザーにとって弾きやすさを追求しています。そして、ネック自体も非常に安定して誰でも弾きやすいです。
トップ浮きの修理
また、アコギで発生しやすいトップ版の膨らみに対しても、最小限の手間で修復できます。具体的には、アコギの状態を診て、「シム」と呼ばれる厚さの異なる板をかませます。これはミクロ単位での調整が可能なようです。サドルを削ることなく修理することで、短時間での修理が可能になる。これは、ユーザーとギターに対する影響が他のメーカーよりも非常に少ないと思います。
Cole Clark
Maton社から独立したオーストラリアのギターメーカーです。2001年に設立と歴史は非常に浅いですが、確かな技術力があります。
注目すべき特徴は以下が主な点です。
- 材木
- ピックアップ
- 価格帯
材木
基本的にオーストリアの木だけを使っています。全て単板で作られており、合板はありません。音のバランスは比較的低音が良く出て、堅めの材木を使っている印象です。
ピックアップ
Cole Clarkは生音よりもピックアップに通した音を重要視している印象があります。一部を除き、コンデンサーマイクとピエゾの両方のピックアップを使っています。このピックアップシステムは、アコギらしさを求めたナチュラルなものになっています。しかし、コンデンサーマイクを使用しているためなのか、生音は比較的なりにくい印象があります。そのため、バンド活動やライブで多用されることが多いと思います。
価格帯
Cole Clarkは歴史が浅いですが、比較的日本国内でも流通しています。しかし、ほとんどが20万から40万、50万を超えるものまで存在します。そのため、初めての1本で選ぶのは躊躇してしまうかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?どれもプロのミュージシャン、バンドでも使われることもあるメーカーかと思います。各メーカーで特色もあるので、楽器店で見かけることがあればぜひ試奏してみてください。