動画編集ソフトのDaVinci Resolveでは、サードパーティーのエフェクトに頼らなくても良いように、多くのエフェクトが内蔵されています。
今回は、その中でもエフェクトの「ResolveFX」の「色域マッピング」から「色順応」について、まとめていこうと思います。
なお、ここで紹介する内容は、DaVinci Resolve Studio 19 に基づいた内容になっています。
ResolveFXの一覧は、「ResolveFX~概要とエフェクト一覧~(リンク)」を参照ください。
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色域マッピング
映像の色域を特定の範囲に変換(マッピング)するエフェクトです。
HDRからSDRへの返還など、広い色域を狭い色域に変換したい場合に適していると思います。
設定値は以下があります。
設定項目 | 説明 |
ガンマ | クリップのガンマの種類を選択します。 |
トーンマッピング方法 | クリッピングのない優れた結果が得られるように、イメージコントラストの拡大または縮小を自動化できます。 選択肢については、後述します。 |
最大入力輝度 | 入力画像の最大輝度を調整します。 |
最大出力輝度 | 入力画像の最小輝度を調整します。 |
平均入力輝度 | HDRディスプレイとSDRディスプレイで同一の明るいイメージを見た場合に生じる視覚の順応状態の差を補正します。 |
彩度ロールオフ開始点(nits) | 「トーンマッピング方法」で、「彩度を維持」を選択したときに表示されます。 ハイライトの輝度に応じた彩度の低下が開始するしきい値を調整します。 |
彩度ロールオフリミット(nits) | 「トーンマッピング方法」で、「彩度を維持」を選択したときに表示されます。 ハイライトの輝度に応じた彩度の低下が終了するしきい値を調整します。 |
色域マッピング方法 | 以下の選択肢から選んだ方法で、カラースペース間の変換を用いた調整を行い、クリッピングをなくすことができます。
|
彩度のニー | 「色域マッピング方法」で、「彩度圧縮」を選択したときに表示されます。 彩度マッピングを開始するレベルを設定します。 |
彩度の最大値 | 「色域マッピング方法」で、「彩度圧縮」を選択したときに表示されます。 彩度マッピングを終了するレベル(最大値)を設定します。 |
トーンマッピング方法の選択肢
選択肢には以下があります。
選択肢 | 説明 |
なし | カラースペースへの変換にはトーンマッピングは一切適用されません。 |
クリップ | 範囲外の値をすべてハードクリップします。 |
Simple | シンプルなカーブを使用して変換を行います。 ハイライトやシャドウのレンジを調整し、出力のレンジに合わせます。 ただし、5500nitsより高いハイライトでは、クリッピングが生じる可能性があります。 |
輝度マッピング | シャドウ部とハイライト部では滑らかな輝度のロールオフを行います。 また、非常に明るい(もしくは暗い)部分では、彩度を下げます。 すべてのメディアの入力カラースペースが、Rec.709やRec.2020などの標準ベースのカラースペースに統一されている場合に効果的です。 |
DaVinci | シャドウ部とハイライト部では滑らかな輝度のロールオフを行います。 また、明るい(もしくは暗い)部分では、彩度を下げます。 様々な種類のカメラを使い、広い色域の調整しなければならない場合に、効果的です。 |
彩度を維持 | シャドウ部とハイライト部の輝度のロールオフをスムーズに行います。 ただし、明るい(もしくは暗い)部分でも、彩度を下げません。 |
色域リミッター
映像の色が特定の範囲外に出ないように制限し、過度な色や露出を防ぐエフェクトです。
映像を映すディスプレイの使用や、仕事で納品物の色域の制限が厳しく調整したい場合に適していると思います。
設定値は以下があります。
設定項目 | 説明 |
現在の色域 | 現在の映像に使われている色域を選択します。 |
現在のガンマ | 現在の映像に使われているガンマを選択します。 |
色域限定 | 制限する色域を選択します。 |
色順応
照明や環境の変化に合わせて、異なる光源や環境に適応するように色を調整するエフェクトです。
撮影場所とは異なる環境光や照明条件に合わせたい場合に適していると思います。
設定値は以下があります。
セクション | 設定項目 | 説明 |
― | 方法 | 色順応で、変換する方法を選択します。 この変換する際の基本情報として、他の設定は使われます。 |
ソース光源 | 光源の種類 | 入力光源の特定方法を選択します。 カメラなどで設定した「色温度」などが設定候補にあります。 |
↑ | 標準光源 | 光源の種類で「標準光源」を選択した場合に表示されます。 選択肢から、該当する光 源を選択してください。 |
↑ | ケルビン ティント | 光源の種類で「色温度」を選択した場合に表示されます。 スライダーで、設定値を調整してください。 |
↑ | x y | 光源の種類で「CIE 1931 xy色度」を選択した場合に表示されます。 数値を直接入力する方法で、それぞれの値を設定してください。 |
ターゲット光源 | ― | 出力光源に関する設定です。 各設定値の内容については、ソース光源を参照ください。 |
現在のカラースペース&ガンマ | カラースペース | 現在のカラースペースを設定します。 |
↑ | ガンマ | 現在のクリップガンマを設定します。 |
商品情報
公式HPでは、無料版もダウンロードできます。
無料版は、試用期間のようなものではなく、永続的に無料で使い続けることができます。
また、無料版とは言え、プライベートで利用する場合は十分すぎる機能を有しています。
まとめ
今回は、DaVinci Resolveの「ResolveFX」のうち、「色域マッピング」から「色順応」についてまとめてみました。
DaVinci Resolveを使用する際のヒントになれば幸いです。