マインドマップは、マップ作成者の頭の中の思考を図示し、思考整理するのに使われます。
マインドマップは紙で書く場合、書いて消しての繰り返しが非常に手間で、広く使われない理由の1つだろうなぁとも思っていました。
しかし、近年は今までにも増して、様々なマインドマップツールの増加に伴い、マインドマップ自体も注目されています。
今回は、そんなマインドマップツールを色々試した中で、「導入しやすさ」「操作性」「出来ることの多さ」の観点で、最もおすすめの「EdrawMind」についてまとめていきます。
マインドマップの用途
私は個人利用でEdrawMaxと共に購入し利用している他、業務でも導入して利用しています。
マインドマップの最近の用途は、デジタルツールの導入もあり、以下の用途や場面で利用しています。
- 情報の整理
- 資料の構成の検討
- やることの覚書
- 簡易的なメモ
- 全体像を把握したい時
- 図示したものの視点のバランスを確認したい時
- 複雑なものを理解したい時
まぁ、本来の思考の整理という所ではあまり使ってないですね。。。(汗
本来のマインドマップの特性である以下の点を、活用しているような状況です。
- 全体像の把握が可能
- 簡易的に単語の羅列で済む
- 枝葉で、自由に階層構造を取れる
- メモなども、思いつきで自由に記載できる
そのため、上記の用途の他にも、暗記科目の整理であったり、さまざまな使い方を秘めたツールだと思っています。
「思考の整理」という使い方にとらわれず、自由な使い方をしてみると良いと思います。
【注意】公式HPと本記事の内容では一部差異があります。
業務での導入も考慮していたため、1か月近くの間、サポートセンターへの問い合わせを何度も行っていました。
その結果分かったのですが、公式ホームページの内容と実体が違う個所が何か所が浮き彫りになっています。
なお、問い合わせで分かった差異については、ユーザーに有利になる内容が多かったです。
公式の内容と差異がある箇所があれば、このことも踏まえて参考にしてもらえればと思います。
また、2023年10月頃から2023年12月頃にかけて、購入できる内容が一新されました。
人によって、改善とも改悪とも取れる内容ですが、有料版を検討されている方はしっかり調査しましょう。
Edrawmindの特徴
今では、マインドマップ作成ツールは多く出回っていて、いずれも一定の機能は備わっています。
そのため、細かい部分の差異が選択の基準になってくると思います。
ここでは、Edrawmindならではの特徴をまとめます。
基本事項
多くのデバイス(動作環境)に対応
Web版(オンライン版)、スマホ版での対応でも対応しています。
利用できる環境は以下です。
- Windows
- macOS
- Linux
- Web(ブラウザ)
- Android
- iOS
無料版でも多機能
無料版でも有料版に匹敵する機能を利用できます。(参考リンク)
ただし、以下の要求を満たしたい人は、有料版の購入をおすすめします。
- トピックを100個より多く追加したい。
- 個人クラウドをメインに利用したい。
- 透かしをなくしたい。
- ガントチャートを利用したい。
- フィッシュボーン図やタイムラインのテンプレートを作成したい。
- 商用利用したい。
永久サポートの買い切り版がある
他のアプリでは、サブスクリプション形式が主流な中、個人向けライセンスに限りますが「買い切り版」があります。
個人向けライセンスの買い切り版では、「アップグレード」はマイナーバージョンの範囲内で可能、「技術サポート」は3年間のみとなっています。
また、クラウド容量は10GBになります。
そのため、個人利用でちゃんと使っていきたいなら、ランニングコストを抑えることもできます。
価格がダントツで安い
サブスクリプションでも、買い切り版でも、XMindのような競合ツールよりもダントツで安いです。
また、チーム向けで5ライセンス以上購入する場合は、15%引きになります。(リンク)
定期的にアップデートがある
リリースされて終わりではなく、定期的にアップデートもされています。
MindMasterからEdrawMindになってからは、大型アップデートも含め、2021年8回、2022年3回、2023年4回のアップデートがされています。
更新情報も公式HPに載っています。(リンク)
オフラインで利用可能
デスクトップアプリはインストール型なので、インターネットが使えない環境でも利用できます。
作成したデータもローカルでの管理ができます。
クラウド保存が可能
各デバイス間でデータ共有可能です。
操作面
動作が軽い!
体感上、他のツールよりもダントツでストレスなく操作できました。
Microsoft365のようなUIの作り
「コンテキストメニュー」「リボン」「右側のパネル」から成る見慣れたUIで構成されています。
そのため、どこに何があるか?の予測を付けやすいです。
導入時の学習をしなくても、ほぼ迷わずに操作可能と思われます。
テンプレートが豊富
有料版でしか利用できないものもありますが、マインドマップの他にも、以下のようなレイアウトも存在しています。
- 右肩マップ
- ツリーマップ
- 組織図
- 魚の骨図(フィッシュボーン)
- タイムライン(横/縦/S型)
- サンバーストマップ
- SWOT分析
- サークル図
- バブルチャート
これらを編集して、自身のマインドマップを作成することも可能です。
また、世界のユーザーが共有している様々な図をテンプレートとして扱うこともできます。
なお、「リボン」などのコマンドの内容は、各図に合わせたものが表示されます。
多彩なオプションが簡単に利用可能
以下のようなオプション機能が利用可能です。
- ファイル暗号化
- テーブル(表)
- 数式
- 関連線
- 囲み
- 要約
- 画像添付
- ハイパーリンクの追加
- ファイル添付
- 注釈
- コメント
- 吹き出し
- 豊富なアイコン、クリップアート素材
フローティングトピックが作成可能
D&D操作で一部だけ抜き出したり、何もないところでダブルクリックすることで、補足的なマインドマップを作成することもできます。
複数のトピックを同時作成
特定のノードの配下に複数のトピックを作成する場合、まとめて作成することができます。
多彩なショートカットキー
100個を超える操作に、ショートカットキーが対応しています。
有料版では、[ファイル] > [オプション] > [ショートカットキー]で、カスタマイズすることもできます。
検索機能が便利
どのノードにフォーカスが当たっていても、マインドマップ全体に対して検索を行うことができます。
また、検索対象を「トピック」「タグ」「注釈/コメント」から選択できます。
なお、置き換えも実施可能です。
注目機能
コラボレーション機能(共同編集)
リアルタイムで、1つのマインドマップを複数人での同時編集が可能です。
ただし、操作するメンバーのライセンス(無料/有料等)により、実施出来る機能が変わってきます。
なお、以前はWeb版のみの機能でしたが、2023年11月23日のアップデートでデスクトップ版でもBeta版として共同編集ができるようになっています。
インポート/エクスポートの対応ファイルが多い
インポートでは、「XMind」「Freemind」「MindManager」「EdrawMax」の他、「HTML」「Word」「Markdown」等に対応しています。
エクスポートは「PDF」や「各種画像」形式は当然として、「Word」「Excel」「PPT」「HTML」「Markdown」「WAV」「MP4」などにも対応しています。
1つのファイルに複数のマインドマップを作成可能
そのままプレゼンテーションできるように、ページという扱いで複数作成可能
ドリル
あるノードとその配下のみを表示させる機能です。
これにより、その場所のみに集中することができます。
アウトライナーモード
マインドマップを、目次のように表記するモードです。
階層立てて整理されるので、文章の流れや章立てを検討する場合などで、マインドマップよりもメリットがあると思います。
また、モバイル版の場合は、こちらで記載した方が操作しやすいかもしれません。
AI利用が利用できる
AIによる「マインドマップ作成」「画像作成」「マインドマップを音声で読み上げ(オーディオ化)」などができます。
ただし、課金制で、クレジットを消費してAIを利用することになります。
初期では200クレジット付与されますが、以降はクレジット(ポイント)を購入する必要があります。
無料で使えたらどんなに良いか。。。
ガントチャート(有料版のみ)
1つ1つのノードをタスクとして期間を設定することで、マインドマップからガントチャートを作成することができます。
その他
サポートへの問い合わせ対応が早い
日本で平日に問い合わせれば、翌日に返答がきました。
土曜にも、返信が来たので、拠点は海外かもしれません。
また、毎回同じ人が対応してくれたので、日本語対応専任者がいるのかもしれません。
公式動画も充実
YouTubeにて、公式動画がアップロードされています。(リンク)
使い方や利用例がアップされていて、簡潔で分かりやすく非常に便利です。
EdrawMindの導入~ライセンス有効化の手順について
ライセンスを購入すると、購入した時に登録したメールアドレスに、「ログイン情報」と「ライセンスコード」の連絡が来ます。
これらを基に、以下の手順で行ってください。(個人向け/チーム向けを問いません。)
- ダウンロードセンター(リンク)から環境に応じたアプリをダウンロードする。
- ダウンロードしたインストーラーを実行してインストールする。
- Edrawmindを起動する。
- [ファイル] > [アカウント] > [ユーザーセンタ-]をクリックする。
- 「次へ」の下にあるリンクから、実際に利用するアカウントの作成を行う。
- 購入者の他にも利用する人がいる場合に実施してください。
- 購入者の他にも利用する人がいる場合に実施してください。
- 「購入者」もしくは「手順5で作成したアカウント」で、ログインする。
- 手順4を行う。
- 「ライセンス」タブを選択する。
- テキストボックスに、ライセンスコードを入力し、「関連付ける」ボタンを押下する。
- アプリ右上のログインユーザーアイコンから、「アカウント」を押下する。
- 「注文履歴」を確認し、「EdrawMind」が有効になっていることを確認する。
なお、手順6以降の代わりに、[ファイル] > [アカウント] > [有効化]で、「購入者」もしくは「手順5で作成したアカウント」のメールアドレスとライセンスコードを使うこともあります。
しかし、上記の手順の方が環境移行などの際に手順が楽です。
また、同じアカウントで「有効化」と「関連付けしてログイン」を行うこともできてしまいます。
この場合に消費されているライセンスは1つのみのようですので、安心してください。(2つ消費されるわけではありません。)
- [ファイル] > [アカウント] > [ユーザーセンタ-]をクリックする。
- 「デバイス」を確認する。
- 不要な環境の「解除」ボタンを押下する。
余談ですが、EdrawMaxでチーム向けライセンスを購入した場合は、ライセンスを購入したアカウントが一括管理できます(リンク)。
EdrawMindもこのような管理方法ができれば、管理も楽なのに・・・
アカウント移行時
アプリ側とWeb上で行う作業があります。
移行後は、変更後のメールアドレスとパスワードで、アプリにログインしてください。
対応場所 | 実施内容 |
アプリ側 | アプリからログアウトすれば良いです。 ただし、[ファイル] > [アカウント] > [無効化]がアクティブ(活性)状態の場合は、「無効化」の処理を行ってから実施しましょう。 なお、一度「無効化」を行うと、30日間は無効化できなくなるので、注意が必要です。 |
Web側 | 以下の手順を行ってください。
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商品情報
「割引が大きい」「ライセンスの選択幅が広い」「EdrawMaxとのセット購入ができる」と言ったメリットがあるため、公式サイト(リンク)での購入が、個人的には一番オススメです。
以下は、個人向け:永続ライセンスの様です。
まとめ
今回は、マインドマップツールのEdrawMindについて記載しました。
マインドマップは「思考の整理」という使い方にとらわれず、自由な使い方が出来ると思います。
その幅を狭めないツールそれが、「EdrawMind」だと感じています。
ぜひ、参考にしてみて下さい。