本記事では、「Google AdSenseとは何か？」「Google AdSense とアフィリエイトの違い」「どういう人に向いているのか？」について説明していこうと思います。
Google AdSenseとは・・・
Google AdSense とは、Googleが提供しているサービスの１つで、自身が運営するWebサイトに掲載した広告によって収益（報酬）を得られるものです。
Google の考え方として、広告主様とWeb閲覧者を大変大切に考えています。そのため、少しでも広告主様に対して、悪い印象を与えるような環境があるかどうかの審査があります。
上記理由により、審査は厳しいものになっています。
ですが、厳しいからこそ広告主様に信頼されていますし、掲載数も多いのです。
なお、審査合格後は、Google AdSenseから提供される「広告コード」を 自身のWebサイトの<header>タグと</header>タグの間に挿入することで、Google AdSense をWebサイト上に表示させることが可能になります。
アフィリエイトとGoogle AdSenseの違い
アフィリエイトとGoogle AdSense を同じようなものと考える方がいるかもしれませんが、それは違います。
混同してはいけません。似て非なるものになります。
双方の違いに着目した概要、メリット、デメリットの違いについて、以下にまとめました。
概要の比較
クリック報酬型の広告配信サービスになります。
つまり、掲載されている広告をクリックした時点で報酬が発生する仕組みです。
メリットの比較
配置、コンテンツなどの自由度が高く、様々なユーザーの要望に応えることができる。
数ある広告の中から、報酬の単価、商品（ジャンル）などの任意の条件を設定して、自身が使用したい広告を選択することができます。
サイト内コンテンツでユーザーの興味を刺激したり、ユーザーの課題を解決することで広告への誘導を促せる。
高額なものでは10万以上のもので報酬10%のものも存在することもあり、万/件単位での報酬が発生する可能性もある。
※ただし、プログラムによって報酬上限が設けられている場合も多い。
Webサイトに訪問していただいた方にクリックしてもらった段階で報酬が発生するため、報酬を得やすい。
サイトの内容、訪問していただいた方が気になるであろう広告を自動で判断して、ニーズに適している広告を表示してくれる。
そのため、Webサイトの運営者が「１つ１つの広告を選択」「売るための記事作り」等をしなくても良い。
※「表示させたくない広告の形式（ジャンル）を設定する」、および「表示のさせ方（配置など）を限定する」ことは、ある程度変更可能である。
デメリットの比較
作成する記事の自然検索流入キーワードに適した商材や売れる商材を自分で選択し、 より高い成果発生を目指す場合にはコンテンツの綿密な設計も必要。
通常、アフィリエイトで特定の商品を買ってもらいたい場合、より魅力的に紹介できるような記事が必要になります。
そのためには、自身の体験談を交えるなど、説得力があり、納得してもらえるような書き方（構成・文章など）をする必要があります。
低額コンテンツの１件２件なら、早い段階での成果を得られるかもしれません。
しかし、高額商品 や 1万円以上などのまとまった報酬を得られるには、相応の時間が必要になってきます。
人気のない高額なものを選んでも意味がありません。
安定した収益を得るためには、現在のトレンドなどの調査、定期的な更新なども行う必要もあると思います。
単に記事を書くだけでは、終わらないのが特徴です。
Google は、広告主様とWeb閲覧者を大変大切に考えている。」と記載しましたが、Webサイト運営者から見ると、それゆえの苦悩があります。
安心して広告主が掲載できるように、審査も厳しくなっています。広告主、Web閲覧者にとって、本当に価値があり安心できるサイトかどうかをじっくり判断されることになります。
成果報酬型ではないため、1クリックあたり〇〇円という報酬額の設定です。
そのため、訪問者数が多くないと、なかなかまとまった収益につなげるのは難しくなります。
「性に関わる表現」「暴力」「ギャンブル」「差別表現」等、子どもに見せられない（R〇〇等）ような記事があるWebサイトでは、もちろん広告の掲載ができません。広告主のイメージに関わるからです。
また、審査段階だけでなく、承認されてからも巡回して違反していないか監視されています。そのため、違反が見つかると、注意勧告がされたり、違反常習者／限度を超越している場合などは、即アカウントが停止につながることもあります。
そして、注意すべきは、「広告への誘導がNG」ということもあります。誘導しようとする意思がなくても「そう見て取れる」という状態で、違反と見なされることもあるようです。
どういう人が向いているのか？
上記の違いから、アフィリエイトとGoogle AdSenseでどちらがどういう人に向いているのか？を考えてみようと思います。
初心者を含む万人向け
Google AdSenseでは、広告をクリックした時点で報酬が発生します。また、広告の内容もそのコンテンツ内容や訪問者に応じて自動で決まります。
そのため、広告の内容を特別意識する必要がありません。特定のテーマを持ったWebサイトにする必要もないですし、売ることを狙った記事を書く必要もありません。好きな記事を書いていけば良いので、だれでも気軽に運営・利用することが可能です。
１回１回の報酬は少なくとも、この利点は始めたばかりの人には大きいと思います。
まとめ
今回は、Google AdSense と アフィリエイトの違いについて記載してきました。
アフィリエイトの方が、無審査で手軽に始められるものもありますが、即収益に結び付くか？というと、必ずそうとも言えません。
反面Google AdSenseは、審査通過は大変でも、ルールに沿ったサイトを運営していれば必ず承認してもらえますし、即収益に結び付きやすいと思います。また、審査の基準として想定されるものの中には、プライバシーポリシーなど運営者を守るために必要項目もあるので、基準を満たしてから、アフィリエイトを進めていくのも手ではないかなと考えます。
とはいえ、皆さんの状況・やりたいことに応じて、選ぶのが一番だと思います。
本記事が、そのための参考になれば嬉しいです。