メンタル不全の経緯と症状、そして快復への行動

ブログを始めた理由(詳細版)にも記載しましたが、私はメンタル不全になっていた時期があります。現在は、引き続き通院中ではありますが、症状はほぼなくなっています。

その時の状況について、記載したいと思います。
この記事を読んでいただいた方の気づきにつながり、少しでも良い方向に向かっていく手助けになってくれたらと思います。

私が、メンタル不全になった理由、それはパワハラです。

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概要

実際にどんなことがあったの?

何度か遭ったのですが 書ける範囲の事から、ほんの一部を簡単に書いてみます。

  • 終電間際の真夜中に薄明かりの部屋で罵声を浴びせられたり、侮辱される
    • 「お前なんかクビだ!」
    • 「この会社にいれなくなるからな!」
    • 「何をしたか、もう一度考えろ」
    • 「あんなことするなんて、障害者だ!」 など
      • 上司目線だと、「顧客もしうること。普通のこと。気にすることじゃない。」と言われる内容。
  • 無視は当たり前で、話しかけてきても注意/指摘がほとんどで目は合わない
  • 共有事項は他のメンバーとのみ共有して、私には情報が来ない
    • 周りの人から知ることがほとんど
  • 「チャットツール」「他社の人がいる居室」など皆から見える所での侮辱や、立たされて責められる
  • パワハラしてくる人が実施したことを人のせいにしてくる

周りの人は助けてくれなかったの?

困惑するのは当たり前で、色々気遣って声かけてくれたりすることもありました。また、気遣ってくれたせいで、Gardenが異動後にターゲットになってしまった人もいました。以下は気にかけてもらった言葉の一例です。

  • 大丈夫?あんなこと言わなくても良いのにね
  • Gardenが止めてと言ったとしても、小言などをまた言われるだけだしね
  • Gardenにだけ私情を挟んだ言い方するよね
  • ○○は信頼できるから、相談してみたら?

また、アラートを出したの上司の対応は、異動先の人によってさまざまでした。

  • 案に伝えてた時は「頑張るって言ってたから」と言われて何も対応されず、直接的に「もう異動したい」と言ったら対応される
  • まるで、お前が悪いんじゃないか?と言われているような言葉をかけられる
  • 「その状況は、ひどくて、まずい! 早急に対応する」と言っていただき、即異動へと準備が進んだ
  • 移動後も「大丈夫?」と状況を確認していただいたり、陰で気遣っていただいた

症状はどんなことがありましたか?

これは、読んでいただいている方の参考にもなるので、全て書こうと思います。多くの症状が出て、非常に酷い状況になっていました。

  • 不安
  • 恐怖
  • いらいら
  • ふらつき
  • 立ちくらみ
  • ちょっとしたことで疲れる
  • やる気が出ない
  • 無意識に自傷行為に及ぶ(体を引っかく)
  • 楽しんでたものも楽しめない
  • 食欲がない
  • 気持ち悪さがある
  • 感情が不安定になる
  • 不眠になる
  • つまづきやすくなる
  • 息苦しくなる
  • 耳が聞こえにくくなる
  • 能率が上がらない
  • 話してる内容がスムーズに頭に入らず、理解に苦しむ
  • 呼びかけられてるのに気づかないことがある
  • 一緒にやっているメンバーの名前が出てこない
  • 将来すべてにおいて、不安に駆られる
  • 断続的なひどい頭痛に襲われる
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症状に対する対応

①自分を知る

1回目と2回目の時は、正直パワハラを受けているという自覚がありませんでした。ただただ、「自分が頑張れば、怒られずに済む」と考えていました。

しかし、気持ち悪くなったり、体調も優れなくなっていました。そして、うつ病チェックなどをすると点数が高いなど、危ないな。。。と思うことが多かったです。

そこで、自身で調べていくと、メンタルヘルスマネジメントという資格があることを知りました。

メンタルヘルスマネジメント検定 公式HP

自身の快復のヒントになればと思ってセルフケアの部分で勉強を進めた所、9割型自分と一致しているような状況でした。気にするまでもないことでも、ごくごく稀に出ていたり症状も書かれていたりしました。

これを機に資格を取得しました。また、症状も自分で何とか押さえようとしたのですが、結果、症状は悪化の一途。ここで、当時の上司に今まであったことと一緒に、医者に行くことを伝えました。

②心療内科医に受診

「勉強して自身の状況を知っていくうちに、医者に行くことにした」と記載しましたが、受診したのは心療内科。

どうして精神科ではなく、心療内科を選んだのか?
どちらにも似た所はありますが、違いは以下になります。

おおざっぱに言うと、心療内科と精神科では 以下の違いがあります。
精神科:
「こころ」の症状や病気を扱う科

「こころ」の「こころ」の病気そのもの(精神的な症状が強く現れる精神障害)の治療が目的
例)強い不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想
心療内科:
様々なストレスが原因でおもに「からだ」に現れる症状や病気を治療する科

上記の内容によって、体に現れる症状の改善が目的
例)動悸が続く、下痢、腹痛、血圧上昇、喘息
※以下のような事例があれば、心療内科がオススメです。
  •  内科を受診しても、「全く異常がない」。しかし、その後も症状はずっと続いている。
  •  最近強いストレスを感じる出来事があり、それ以降からだの調子が悪くなった
なお、通院する病院は、知り合いの薬局に心療内科医を紹介してもらいました。というのも、メンタルに関わる部分は非常に繊細で、医者との相性が非常に大事です。相性が悪いと、余計にストレス抱えて悪化する場合もあります。そこで、評判の良い先生、よく話を聞いてくれる先生を教えていただきました。
そして、心療内科医の診断結果は、「心身症」「統合失調症」「緊張性頭痛」「偏頭痛」の4つでした。
また、初診から、半年以上経ってからですが、心理検査も受診しました。
心理検査とは・・・
一定の理論や科学的手法にもとづき心理学者によって作成された、さまざまな心理テストの総称でIQを測るものです。
私は、その中で「WAISIV」というものを受けました。
ここで勘違いしてはいけないのは、よくTVで行っているクイズ番組のようなIQテストではないこと。
確かにIQ(知能指数)を測るものではありますが、客観的にその人の生まれつきの特性を数値化し、目的はその人の得意・不得意を知れるということです。
他にも、会社の「産業内科医」と話もしました。しかし、「産業内科医」との相性は合いませんでした。心理検査の見方も把握してなく「専門医じゃないのか?全然わかってない!」って感じるほどでした。また、会社よりの意見しか言わないで、個人を見ない傾向が強かったです。
ただし、産業内科医が皆この傾向があるというわけではないので、決して誤解しないでください。メンタルヘルスの面では、「『心』でどう感じるか?」や「相手との相性」が、非常に重要になります。すぐ治るものではないので、何回も通うことになるでしょう。合わない方の診察では、診てもらいたくなくなったり、余計に悪化することもあります。もし合わないと感じたら、セカンドオピニオンのように他の医師に診てもらうのも手だと思います。

③受診結果を受けての対応

受診後は、医師と上司とうまく調整して、「処方薬の服薬」「担当テーマ(部署)の異動」の対応をしていきます。しかし、異動後は基本的には改善したのですが、「頭痛」と「職場で、急に眠くなる症状」だけは逆にひどくなりました。※眠くなる瞬間に幻覚や幻聴を見ることはないので、ナルコレプシーではないと思います。
頭痛に関しては、断続的に来る頭痛が 2週間以上も続いたので、頭痛外来にも行きました。人生初のMRIも撮影しましたが、大きな問題はなく、心療内科と同じで「緊張性頭痛」「心身症」「統合失調症」ではないか?との診断でした。ちなみに、この頭痛は 半年くらい続いたかと思います。
恐らく原因は「異動先の上司との相性」「仕事場の環境」だったと思います。今は、所属は同じですが、再度テーマが変わり、上司も変わりました。

現在は・・・

全てが改善に向いています。

改善に向いているとは書きましたが、「職場で、急に眠くなる症状」だけは、服薬を止めるとスキを見て出てきてしまいます。

それでも、正直、ここ数年で一番調子が良いです。上司も常に気にかけていていただき、度々様子をうかがってくれています。頭痛は全く感じなくなりました。忙しいですが、職場の雰囲気もよく負担には感じなくなっています。
さらには、資格で勉強したことや自身の経験から、同じような人に相談された時にアドバイスをしたこともあります。
色々見て感じた事は、自身での気づきと適切な相談や受診は、本当に大事だと思いました。少なくとも、医者は恐いものではありません。診断が悪ければ「早く見つかって良かった」、よければ「何もないことが分かって良かった」と捉えれば良いのです。これが難しいことではあるんですけどね(汗
この分野の記事も書ければ書いていこうかとも思います。
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