マインドマップの概要と書き方

今回は、マインドマップについて記載したいと思います。

私は、発想法の1つとしてマインドマップを紹介したことがあります。それに対し「それは思考の整理につかうもの。根本的に間違っている。」と言われたことがあります。

本当にそうでしょうか?いまだに疑問しか出ていません。整理だけに使うではもったいないと思っています。

わたしが思うマインドマップとその書き方について記載していきます。

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私のマインドマップの用途

前置きで「本当にそうでしょうか?」とは書きましたが、確かに思考を整理するのにも役立ちます。それは否定しません。

私の場合、「アイデア出し」と「アイデアの整理」の両方で使っています。

実は、このブログを始める準備の段階でカテゴリーの「アイデア出し」と「階層の検討」で使いました。以下がその時に書いたマインドマップです。ツールは、FreeMindを使用しています。

※「×」とか、「数字のアイコン」は、自分のメモ程度の内容なので、気にしないでください(笑

私の場合、普段は「視点を広げたい時」、「可能性を広く考えたい時」、「業務の理解したい時」などに使ったりもします。

このように「図示して、手薄な場所を確認し、そこを責めてアイデアを出していく」という方法を用いています。もしこれで、発想が出なければ、ブレストやマンダラートなどの別途異なる発想法を用いることもあります。

そもそもマインドマップとは

トニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのこと。

参考文献:Wikipedia

とありますが、まさにその通りです。

私のイメージでは、「1枚の紙の上に、自分の考え・頭の中のイメージを書き記したもの」。さらに言えば、「脳内で訳が分からなくなっていることをざっくばらんに書いて目に見える形にしたもの」それがマインドマップだと思います。一言で言えば、記載する人の思考を可視化していることになります。

また、このマインドマップは、自分の中で不透明だった考えが目で見えるようになるだけでなく、他者への共有もしやすくなると思います。言葉でなかなか伝わらなくても、絵だと分かりやすいということはよくあると思います。

加えて、このマインドマップ自体が、脳内の構造と良くマッチしているものになります。そのため、自身で可視化したり、他者と共有したりする時も、理解・記憶が容易な傾向にあるようです。

上記でわたしが簡単に作成したマインドマップを記載しました。しかし、これは本来のマインドマップではないと思っています。実物のマインドマップがどんなものか興味ある人は、「マインドマップ」の検索ワードで画像検索してみてください。カラフルで、楽しそうで、目を引くようなのが、たくさん出てきます。

言葉でもマインドマップを説明すると、「発想を膨らませたい」「整理したい」というテーマを中心に書き、そこからまるで雲のように外に向かってさまざまなキーワードを書いていったものです。

そのため、自身の思考の傾向が分かりやすくなったり、思考やイメージに偏りがあれば少ない場所を重点的に考えていくことが可能になります。すなわち、思考の整理もできますが、発想の手助けにもつながります。

さらに、この思考を広げていく際ですが、MECE(ミッシー)という考え方が役に立つと思います。「重複なく・漏れなく」の考え方がキーになるものです。これにより、過不足の観点から考えられていなかった視点が明らかになる場合もあります。

MECEについては、こちらに説明をまとめています。
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マインドマップの特性

以下は、私が考えるマインドマップの特性です。あえて、「メリット」「デメリット」とは書いていません。マインドマップの使いどころは、いろんな場面で現れると考えています。そのため、メリット・デメリットの壁は取り除いて考えようと思うからです。

  • 用意するものは、紙1枚と筆記具のみで良い。
  • 「分類分け」「情報の整理」に最適
  • 何枚か書いていくと、自身の思考の傾向が分かってくる
  • 思考の流れが見えやすい(後からでも追いやすい)
  • 考えられていない内容が明確になってくる
  • 単語で書く(後述のルール参照)ため、発想が沸いてくる
  • 基本の書き方は単純なので、お試し程度でも導入しやすい
  • 規模に際限がないため、どこまでも膨らむ可能性がある
  • あとから付け足すことが容易(枝を増やすのみ)
  • 書くことが楽しくなり、目的を忘れる(書くことで満足する)
  • 使い時が幅広く、限定されない

マインドマップの12のルール

以下は、マインドマップに存在する「12のルール」です。私は、全て守らないといけないとは思っていません。守れればBestですが、最低限これだけ守ってれば良いかなと考える項目を赤文字で記載しています。

  1. 無地の用紙を使う
  2. 紙は横長で描く
  3. 紙の中心から描く
  4. テーマはイメージで描く
  5. 1ブランチ(枝)=1ワード
  6. ワードは単語で書く
  7. ブランチは曲線で
  8. 強調する
  9. 関連付ける
  10. 独自のスタイルで
  11. 創造的に
  12. 楽しむ!

まとめ

今回は、マインドマップについて記載しました。

他の方が書いているマインドマップを拝見すると、上記12のルールの他にも「カラーを多用すること」「イラストを入れること」「外に行くにつれて枝が細くなること」などの様々な共通点があるように思えます。

ちょっと工夫でより楽しく見た目的にも華やかになってくるのが、マインドマップだと思います。

用途によりますが、ルールにとらわれず、やる方も見る方も楽しくなるようなマインドマップを自由に書ければ良いと思っています。

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