使用しているソフトウェアやツールによっては、Windows UpdateによりPCの環境が変化することで起動しなくなったり、動作が不安定になったりすることがあります。
ソフトのサポートされるアップデートがリリースされるまで、Windows Updateを遅らせられるとしたら利用する価値はあると思います。
本記事では、そんなWindows Updateを遅らせる方法について、まとめます。
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設定方法
以下の手順で設定を行います。途中で管理者権限を問われる場合は、[ OK ] を押下してください。
設定手順
- Win + Rで、「ファイル名を指定して実行」を表示させる
- 「gpedit.msc /admin」を入力し、[ OK ] ボタンを押下する(Windowsに管理者権限のあるアカウントでログインしていれば、「gpedit.msc」のみで良い)
- 開いた「ローカルグループポリシーエディター」で以下のいずれかを選択する(選択肢は、OSによって異なります。)
- [ ローカルコンピューターポリシー ] > [ コンピューターの構成 ] > [ 管理小テンプレート ] > [ Windowsコンポーネント ] > [ Windows Update ] > [Windows Update の延期 ]
- [ ローカルコンピューターポリシー ] > [ コンピューターの構成 ] > [ 管理小テンプレート ] > [ Windowsコンポーネント ] > [ Windows Update ] > [Windows Update for Business ]
- 「プレビュービルドや機能更新プログラムをいつ受信するかを選択してください」をダブルクリックして、開く
- 「有効」を選択する
- [ オプション ] > [ 受信する更新プログラムの Windows 準備レべルを選択してください] に以下を設定する
- 手順3で、「Windows Update の延期」を選んでいた場合:「Current Branch for Business」
- 手順3で、「Windows Update for Business」を選んでいた場合:「半期チャネル」
- 以下の設定内容(何日アップデートを遅らせるか?)を「365」にする
- 手順3で、Windows Update の延期 を選んでいた場合:[ オプション ] > [ 機能更新プログラムがリリースされた後、受信を延期する日数」
- 手順3で、Windows Update for Business を選んでいた場合:[ オプション ] > [ プレビュービルドまたは機能更新プログラムがリリースされた後、受信を延期する日数」
- [ OK ] ボタンを押下し、ウィンドウを閉じる
参考画像
※手順6における「準備レベル」のプルダウンメニューにある選択肢については、ウィンドウ内の「ヘルプ:」欄をご確認ください。
gpedit.mscでエラーが発生する場合
「このコンピューターのグループポリシーオブジェクトを開くことができませんでした。」というエラーが表示される場合は、以下の手順を行ってください。
- Win + Rで、「ファイル名を指定して実行」を表示させる
- 「C:\Windows\System32\GroupPolicy」を入力し、[ OK ] ボタンを押下する
- 右上にある検索窓に「pol」を入力し、検索を行う
- 表示されたpolファイルを全選択(Ctrl+A)し、全て削除する
- PCを再起動する
※手順4で検索されたファイルは再起動すると、再度作成されるので、削除することによる影響はありません。
まとめ
今回は、Windows Update を遅らせる方法について記載しました。特別なソフトを使っている場合などで役立つと思います。状況に応じて、ぜひ試してみて下さい。