過去バージョンのWindows10のインストーラーを入手するには・・・

Windows 10が発売されて以来、新しいOSが発売されるのではなく、メジャーアップデートを繰り返すことで進化するWindows OS。

しかし、しばらくメジャーアップデートしておらず久しぶりにメジャーアップデートしようとした時を考えてみましょう。最新リリースは、「バグを含む」「使用しているソフトウェアやアプリでサポートされていない」といった場合もあるかと思います。こういった時は、過去の特定のバージョンにアップデートしたくなるでしょう。

しかし、MicrosoftのオフィシャルHPでは、通常最新リリースのインストーラーしかダウンロードすることができません。そんな時にどうすればいいか?

この記事では、そんな時に使用できる過去のOSバージョンのインストーラーをダウンロードする方法をまとめます。

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ダウンロード手順

過去バージョンのインストーラーをダウンロードするには、フリーソフト:Rufusを利用します。このRufusは、インストールする作業は必要なく、exeファイルを実行するのみで利用することができます。

Rufusのダウンロード

Rufusの公式HP(https://rufus.ie/)にアクセスし、中段付近にある下図のリンクから「Rufus x.xx Portable」を選択し、ダウンロードします。

Rufusの実行

ダウンロードした、rufus-x.xxp.exeを実行します。

実行すると以下のダイアログが開くので、「はい」を押下します。

「いいえ」を押下した場合

「いいえ」を押下すると、ISOファイルのダウンロードするためのメニューが開けなくなってしまいます(下図参照)。そのため、今回の「ISOファイルをダウンロードする」という目的を達成するためには、「はい」を押下する必要があります。

なお、「いいえ」押下後に「▼」を表示させたくなった場合は、Rufusの実行ファイルと同じディレクトリに作成された「rufus.ini」ファイルを削除してから起動しなおしてください。削除後の起動により、再度「Rufusの更新ポリシー」が表示されるようになります。

「Rufusの更新ポリシー」で「はい」押下すると、アプリが起動します。起動後、選択ボタンの隣にある「▼」を押下します。

押下後に表示されるプルダウンメニューから、「ダウンロード」を選択します。

「ダウンロード」ボタンを押下します。

「ダイアログ」ボタン押下後に以下のダイアログが表示されるので、任意のOSを選んで「続ける」ボタンを押下します。なお、Windows10の他に「Windows 8.1」が選択できます。

「続ける」ボタン押下後に以下の「リリース」が表示されるので、任意のOSのバージョンを選んで「続ける」ボタンを押下します。

※20H2リリース時点での選択できるバージョンは、以下のようなものがあります。

「続ける」ボタン押下後に以下の「エディション」が表示されるので、任意のOSのエディションを選んで「続ける」ボタンを押下します。なお、Windows10の場合は、他に「Windows 10 Education」が選択できます。

「続ける」ボタン押下後に以下の「言語」が表示されるので、任意の言語を選んで「続ける」ボタンを押下します。

「続ける」ボタン押下後に以下の「アーキテクチャ」が表示されるので、自身のOSのビット数を選んで「ダウンロード」ボタンを押下します。

押下後は、保存場所の指定後にISOファイルのダウンロードが始まります。

インストール手順

ダウンロードしたISOファイルを選択し、右クリックを押下します。

押下後に表示されるコンテキストメニューから、「マウント」を選択します。

ISOファイルがマウントされることで、通常のCD/DVD/BDのディスクと同じように扱えるようになります。ISOファイルの内容を表示し、ルートディレクトリに存在するSetup.exeを実行します。

その後の手順は、インストーラーによって表示されるウィンドウの指示に従い、インストールを行って下さい。

通常、ダウンロードとインストールを合わせて、最低でも1時間は費やすと思います。なお、ダウンロード処理についてはPCの操作を奪われることはなくバックグラウンドで行われるため、ダウンロード中はPCを自由に使用することができます。インストール処理中については、一切PCで作業を行うことはできません。おおよそ、40~1時間を費やします。ストレージがHDDだったりすると、インストールのみで2時間以上費やすこともあるので、実施するタイミングには気を付けましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ダウンロード方法に重きを置き記載してみました。この方法を用いれば、任意のOSバージョンのISOを取得することが可能になります。公式の方法ではないのですが、いざという時に便利なので、参考にしてみて下さい。

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