【参考情報】Neural DSP QUAD CORTEX を買ったら、初めにやっておいた方が良いこと

Neural DSP社の「QUAD CORTEX」は、PCを介さなくとも、タッチディスプレイ上で基本的なことは完結できるように作られています。

今回は、そんな「QUAD CORTEX」を使用する際に、初めに行っておいた方が良いことをまとめます。

質問がありましたら、遠慮なくどうぞ!

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買ったらやっとくべきこと(操作編)

まずは、機材操作の部分です。

「QUAD CORTEX」には、次のようなことを行う機能があります。

  • ファームウェアアップデート(後述)による機能追加
  • プリセットを初めとする「QUAD CORTEX」の全ての設定/データをクラウド上にバックアップ
  • フレンド登録により、プリセットの共有
  • モバイル端末専用アプリの「Cortex Mobile」との連携

しかし、これらの機能を使うには、以下に記載していることを行うことが必要です。

Wi-Fi設定

本設定は、アカウントでログイン(後述)時に必須の手順です。必ずやっておくようにしましょう。

まず、右上のメインメニュー(縦方向の三点リーダー)を開き、「Settings」を押下します。

次に、「Wi-Fi」を選択し、接続させたいWi-Fiのアクセスポイントを選択します。

開いた画面でアクセスポイントのパスワードを入力します。

接続すると、アクセスポイントに「✓」が付き、アクセスポイント名が緑色になります。

アカウント作成

ログインする際に必要なNeural DSP社のアカウントの作成です。

アカウント作成の方法は簡単で、以下の3ステップです。

  1. https://neuraldsp.com/register にアクセス
  2. 表示された以下の画面で必要事項を入力
  3. 最下部の「CREATE」ボタンを押下

なお、パスワードは、「8文字以上」「数字」「大文字」「小文字」を含めることが必須条件になっています。満たした条件は、以下のように緑で点灯します。

また、Quad Cortexのログイン画面上に表示されている QRコード(「アカウントでのログイン」を参照)を読み取ることで https://neuraldsp.com/register にアクセスすることも可能です。

アカウントでのログイン

上記で作成したアカウントでQuad Cortexにログインして、Quad CortexとNeural DSPアカウントをリンクさせます。動作を見ると、ログインと同時に製品登録も兼ねて行われているようです。

まず、右上のメインメニュー(縦方向の三点リーダー)を開き、「Settings」を押下します。その後、「My Account」で「LOGIN」ボタンを押下します。 

その後、ログイン情報(EMAIL / PASSWORD)を入力します。

以下のような画面になったら、リンクされている状態になっています。別アカウントでログインしたい場合は、「UNLINK DEVICE」ボタンを押下します。

なお、「Wi-Fiの設定をしていない」もしくは「Wi-Fiのアクセスポイントに接続していない」場合は、アカウントログイン(後述)時に、以下の画面が表示されます。そのため、アカウントログイン時に使用できる機能が利用できなくなります。

ファームウェアアップデート

ファームウェアアップデートを行うことで、新しいアンプ/エフェクト/IRsが増えたり、性能改善、バグ修正などがなされます。

こちらも、右上のメインメニュー(縦方向の三点リーダー)を開き、「Settings」を押下します。その後、「Device Options」で「Device Updates」を選択します。

すると、現在のバージョン情報と共に、最新バージョンの情報を閲覧するためのQRコードが表示されます。この画面で、右下の「CHECK FOR UPDATES」ボタンを押下します。

すると、ファームウェアアップデートが可能なバージョンがあるか確認する、検索が始まります。

ここで、アップデート対象のファームウェアがあれば、ファームウェアのダウンロードが始まります。

ファームウェアのダウンロードが終わったら、アップデートを行う画面になります。アップデートする場合は、「UPDATE」ボタンを押下します。

なおアップデート中の注意事項として、以下の3点が書かれていますので、把握しておきましょう。

  • タッチディスプレイとフットスイッチは機能しない
  • オーディオは利用できない
  • 電源アダプタを抜いたり、シャットダウンしないこと

アップデート中は、以下の画面が表示され、プログレスバーの進捗と共にアップデート処理が進んでいきます。

アップデート処理が終わると、以下の画面で再起動を行う必要があるので、「REBOOT」ボタンを押下します。

再起動後は再度「Device Updates」で、アップデートが成功していることを確認しておきましょう。

また、「CHECK FOR UPDATES」ボタン押下時にアップデート対象のファームウェアがない場合は、以下のようなウィンドウが表示されます。

「GOT IT」ボタンを押下し、ウィンドウを閉じて下さい。

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買ったらやっとくべきこと(本体保護編)

次に、QUAD CORTEX本体を大切に扱いたいので、やっときたいなぁと感じたことを記載しておきます。

保護シート

7インチのいう大型のタッチディスプレイなので、保護シートの使用は必要かと思います。

とは言え、7インチジャストの保護シートはそうそうないです。既製品で一番近いサイズは、iPhoneとかのサイズである「6.7インチ」かと思います。私が調べた限りそうでした。

そこで、私は、百均のサイズフリーのものが良いと思います。例えば、D●●●Oでは、切る際の目安になる方眼つきのものがあるので、便利かと思います。

もちろん、以下のような専用のものもあるので、参考まで。価格は幅が広く、2,000~4,000円です。スマホなどでもそうですが、やはりお高めです。。。

反射低減、張り直し可能、フッ素コーティング、抗菌加工がなされた専用の保護シート

ケースの確保

ケースは、持ち運び用のケースです。

「家で利用するのみだから必要ないし、なくても問題ない!」という人は気にしなくて良いですが、言ってしまえばコンパクトなFractal Axe-FXⅢと言っても良い代物です。同シリーズのFMⅢやAX8もありますが、個人的には「処理能力」「携帯性」「操作性」の面で、絶対こっちがおすすめです。しかも、エフェクターのみでも音をコピーできます。エフェクターのノブの位置などの使う設定が決まっているのであれば、コピーをしておき、これ1台持っていけば十分なのです。もし、バンド活動など外で演奏する機会があるなら、持ち運ばない理由はないのです。

GT-1000やHelix シリーズのようなフロアタイプのマルチエフェクターなど比較してコンパクト/軽量ではあります。しかし、そうは言っても「2kg弱の重さ」「5cm弱の厚み」のため、エフェクターボードへの貼り付けや、ソフトケースでの持ち運びや隙間の発生は不安になります。仮に落下などにより衝撃が与えられ、タッチディスプレイに傷/ひび、割れなどが発生したら目も当てられません。

そのため、これに関しては、オプションの専用ケースを推奨します。

本体とケーブルなどの収納BOXの間には、堅い中板があり、しっかり保護してくれます。(公式HPの最下部にある画像を参照ください。)

 

また、ショルダーバッグもしくはハンドキャリーでの2WAY仕様です。表面は布地で軽量なものになっていますが、セミハードケースの上、本体収納部はサイズにぴったりのためしっかり守ってくれるのです。

ケーブルなどの収納BOXもあるので、ほこりなどが気になったり、ケーブル探しに奔走する場合は、セットで収納しておくと良いですね。

セミハードタイプで、QUAD CORTEXだけでなく、電源アダプター、ケーブルなどの収納BOXを装備。

商品リンク

競合他社の機能をコンパクトに凝縮したフロア型モデラー

まとめ

今回は、プロも欲しがる「QUAD CORTEX」を入手したら、まず初めにやっておいた方が良いことを記載しました。

ワイヤレスで接続できるようにしておくだけで、ファームウェアアップデートなどのいくつかの便利な機能を使用できるので、入手したらまずやってみて下さい。

また、精密機械なので、オプション品などもあると便利ですね。参考にしてみてください。

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