【徹底攻略ガイド】Roland V-STAGE:~MFX⑥(DelayからMulti Tap Delay)~

本記事では、V-STAGEの「MFX(DelayからMulti Tap Delay)に関する設定」を徹底解説します。

Rolandのフラッグシップ・ステージ・キーボードである「V-STAGEシリーズ(V-STAGE 76 / V-STAGE 88)」。

V-STAGEの様々なところで登場するのが、「MFX」です。

「MFX」を理解すると音作りの幅が格段に上がりますので、「自分専用」にするためのマニュアルとしてご活用ください。

MFXの一覧は、こちら(リンク)でまとめています。

MFXの種類とパラメータ

V-STAGEに搭載されている全MFXについて、パラメータを紹介していきます。

なお、本エフェクトの中には、「SPD-SX PRO」「SH-4d」といった他のROLAND製品にも搭載されているものがあります。

Delay

ステレオ仕様のディレイエフェクトです。

L/Rのそれぞれで、フィードバック回路を施した「Delay」をかけた音と原音をMIXさせ、最後に「2-Band EQ」を通しています。

パラメータ説明
Sync Left
Sync Right
ONのとき、エフェクトの遅延時間がテンポに同期します。
Delay Left(msec)
Delay Right(msec)
原音が鳴ってから左右のディレイ音が鳴るまでの遅延時間を秒数で調整します。
Delay Left(note)
Delay Right(note)
原音が鳴ってから左右のディレイ音が鳴るまでの遅延時間を音符で調整します。
「Sync」が有効な場合に、利用できます。
選択肢は、こちら(リンク)を参照ください。
Phase Left
Phase Right
左右のディレイ音の位相を選択します。

  • NORMAL:非反転
  • INVERT:反転
Feedback Modeディレイ音を戻す入力先を選択します。

  • NORMAL
    • Delayエフェクトからの出力を戻すL/Rは同じ側になります。
  • CROSS
    • Delayエフェクトからの出力を戻すL/Rが逆になります。
Feedbackディレイ音を入力に戻す割合を調整します。
マイナスの値は、逆相を意味します。
HF Damp入力に戻すディレイ音の高域成分をカットする基準周波数を調整します。
「BYPASS」は、高域成分をカットは行いません。
Low Gain
High Gain
各帯域の増幅量/減衰量を調整します。
Balance 原音(D)とエフェクトを適用した音(W)の音量バランスを調整します。
Level 出力される音量を調整します。

Modulation Delay

ディレイ音にモジュレーション(揺れ)が付加されるエフェクトです。

L/Rのそれぞれで、フィードバック回路を施した「Delay」と「Modulation」をかけた音と原音をMIXさせ、最後に「2-Band EQ」を通しています。

なお、以下に記載がない設定については、上記の「Delay」を参照ください。

パラメータ説明
Mod Sync ONのとき、モジュレーションの揺れる周期がテンポに同期します。
Mod Rate(Hz) モジュレーションの揺れる周期を周波数で調整します。
Mod Rate(note)モジュレーションの揺れる周期を音符で調整します。
「Sync」が有効な場合に、利用できます。
選択肢は、こちら(リンク)を参照ください。
Depth モジュレーションの深さを調整します。
Phase モジュレーションの広がりを調整します。

3Tap Pan Delay

中央、左、右の3方向にディレイ音が鳴らせるエフェクトです。

フィードバック回路を施した「Triple Tap Delay」と原音をMIXさせ、最後に「2-Band EQ」を通しています。

パラメータ説明
Sync Left
Sync Right
Sync Center
ONのとき、エフェクトの遅延時間がテンポに同期します。
Delay Left(msec)
Delay Right(msec)
Delay Center(msec)
原音が鳴ってから左右中央のディレイ音が鳴るまでの遅延時間を秒数で調整します。
Delay Left(note)
Delay Right(note)
Delay Center(note)
原音が鳴ってから左右中央のディレイ音が鳴るまでの遅延時間を音符で調整します。
「Sync」が有効な場合に、利用できます。
選択肢は、こちら(リンク)を参照ください。
Center Feedbackディレイ音を入力に戻す割合を調整します。
マイナスの値は、逆相を意味します。
HF Damp入力に戻すディレイ音の高域成分をカットする基準周波数を調整します。
「BYPASS」は、高域成分をカットは行いません。
Left Level
Right Level
Center Level
左右中央のディレイ音の音量を調整します。
Low Gain
High Gain
各帯域の増幅量/減衰量を調整します。
Balance 原音(D)とエフェクトを適用した音(W)の音量バランスを調整します。
Level 出力される音量を調整します。

4Tap Pan Delay

4方向にディレイ音が鳴らせるエフェクトです。

1から4にかけて、30度、60度、120度、150度付近に定位があります。

フィードバック回路を施した「Quadruple Tap Delay」と原音をMIXさせて出力する構成をしています。

パラメータ説明
Sync 1
Sync 2
Sync 3
Sync 4
ONのとき、エフェクトの遅延時間がテンポに同期します。
Delay 1 Time(msec)
Delay 2 Time(msec)
Delay 3 Time(msec)
Delay 4 Time(msec)
原音が鳴ってから各定位のディレイ音が鳴るまでの遅延時間を秒数で調整します。
Delay 1 Time(note)
Delay 2 Time(note)
Delay 3 Time(note)
Delay 4 Time(note)
音が鳴ってから各定位のディレイ音が鳴るまでの遅延時間を音符で調整します。
「Sync」が有効な場合に、利用できます。
選択肢は、こちら(リンク)を参照ください。
Delay 1 Feedbackディレイ音を入力に戻す割合を調整します。
マイナスの値は、逆相を意味します。
HF Damp入力に戻すディレイ音の高域成分をカットする基準周波数を調整します。
「BYPASS」は、高域成分をカットは行いません。
Delay 1 Level
Delay 2 Level
Delay 3 Level
Delay 4 Level
各定位のディレイの音量を調整します。
Low Gain
High Gain
各定位の増幅量/減衰量を調整します。
Balance 原音(D)とエフェクトを適用した音(W)の音量バランスを調整します。
Level 出力される音量を調整します。

Multi Tap Delay

4方向にディレイ音が鳴らせるエフェクトです。

「4Tap Pan Delay」との違いは、定位を任意に決められる点です。x

フィードバック回路を施した「Multi Tap Delay」と原音をMIXさせ、最後に「2-Band EQ」を通しています。

なお、以下に記載がない設定については、上記の「4Tap Pan Delay」を参照ください。

パラメータ説明
Delay 1 Pan
Delay 2 Pan
Delay 3 Pan
Delay 4 Pan
各ディレイ音の定位を調整します。

商品情報

「4つの独立したサウンドエンジン」とオルガンに近いタッチの「新開発のセミウェイト・ウォーターフォール鍵盤」を搭載した76鍵のパフォーマンスキーボード
「4つの独立したサウンドエンジン」とピアノに近いタッチの「ウェイテッド・ハンマーアクション鍵盤(エスケープメント対応のアイボリーフィール鍵盤)」を搭載した88鍵のパフォーマンスキーボード。

まとめ

本記事では、V-STAGEの「MFX(DelayからMulti Tap Delay)に関する設定」について、まとめました。

この内容は、V-STAGEのポテンシャルを引き出すための基本部分になる内容です。

V-STAGEを使いこなすための第一歩として、参考にしてみてください。

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