【DaVinci Resolve】ResolveFX~ワープ①~

動画編集ソフトのDaVinci Resolveでは、サードパーティーのエフェクトに頼らなくても良いように、多くのエフェクトが内蔵されています。

今回は、その中でもエフェクトの「ResolveFX」の「うねり」から「リップル」について、まとめていこうと思います。

なお、ここで紹介する内容は、DaVinci Resolve Studio 19 に基づいた内容になっています。

ResolveFXの一覧は、「ResolveFX~概要とエフェクト一覧~(リンク)」を参照ください。
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うねり

映像全体を波打つように変形するエフェクトです。

波の動きのように、映像全体をゆらゆらさせたい場合に適していると思います。

設定値は以下があります。

基本設定

本設定は、特定のセクションの配下にはないので、便宜上「基本設定」で括っています。

本エフェクトのベースとなる設定は以下になります。

設定項目説明
うねりの種類うねりの方向を以下から選択します。

  • 縦方向
  • 横方向
スケール 波を構成する一山一山の幅(周波数に相当)を調整します。
強度 波を構成する一山一山の高さ(振幅に相当)を調整できます。
段階現在のフレームにおける波の山の位置を調整します
波自体の位置ではありません。
アニメート 時間と共に、波を動かすことができます。
速度波の流れる速度を調整します。
「アニメート」が有効な時に表示されます。

デント

映像内の特定の領域を湾曲させるように変形するエフェクトです。

圧力を受けたような物理的な変形をシミュレートしたい場合に適していると思います。

設定値は以下があります。

基本設定

本設定は、特定のセクションの配下にはないので、便宜上「基本設定」で括っています。

本エフェクトのベースとなる設定は以下になります。

設定項目説明
デントの種類湾曲の仕方を以下から選択できます。

  • タイプ1
  • タイプ2
  • タイプ3
  • 正弦波
  • 余弦波
  • ブラックホール
位置 エフェクトの中心の位置を、横軸(X)と縦軸(Y)の情報で調整します。
サイズ 適用するエフェクトの領域を調整します。
強度 エフェクトのかかり具合を調整します。
エッジの処理サイズ調整によって明確になったエッジの外側(ブランク部分)への対応方法を設定します。
「デントの種類」が「ブラックホール」の時は表示されません。

  • ブラック
    • エッジ部が黒くなります。
  • 反射
    • 画像を反転させて、フレーム境界までの鏡像を作成します。
  • ラップアラウンド
    • 1つの映像を複数のディスプレイに分割して表示する「ビデオウォール」を作り、タイムライン解像度のフレーム境界までのスペースを埋めます。
  • 複製
    • 一番外側のピクセルを複製します。
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リップル

水面に石を投げた時に連続して広がる波紋を付与するエフェクトです。

水面の模様のような効果を出したシーン切り替えをしたい場合などに適していると思います。

設定値は以下があります。

基本設定

本設定は、特定のセクションの配下にはないので、便宜上「基本設定」で括っています。

本エフェクトのベースとなる設定は以下になります。

設定項目説明
リップルの形状リップルが広がる形状を以下から選択します。

  • 円形
  • 四角形
  • 横方向
  • 縦方向
  • 指数
  • 放射状
波の形状波の形状を以下から選択します。

  • 正弦曲線
  • 三角形
  • フレネル(イン)
  • フレネル(アウト)
  • ナチュラル
光の反射の効果を付与することができます。
光の方向光が付与される方向を調整します。
「光」が有効な時に、設定できます。
光の高さ光源の高さを調整します。
「光」が有効な時に、設定できます。
光のサイズエフェクトが付与される範囲を調整します。
「光」が有効な時に、設定できます。
光の強度光の強さを調整できます。
「光」が有効な時に、設定できます。
アニメート 時間と共に、波を動かすことができます。
速度波の流れる速度を調整します。
「アニメート」が有効な時に表示されます。

リップルX(X:1~5)

最大5つのリップル(「リップル1」~「リップル5」)を組み合わせて、より複雑なエフェクトを作り出すことができます。

いずれの設定も共通していて、以下の設定があります。

設定項目説明
リップルを有効化 減衰
リップルの設定を有効にすることができます。
位置 エフェクトの中心の位置を、横軸(X)と縦軸(Y)の情報で調整します。
振幅 波を構成する一山一山の高さ(振幅に相当)を調整できます。
振動数 波を構成する一山一山の幅(周波数に相当)を調整します。
減衰 波が消えるまでの距離を調整します。
段階現在のフレームにおける波の山の位置を調整します
波自体の位置ではありません。

商品情報

公式HPでは、無料版もダウンロードできます。

無料版は、試用期間のようなものではなく、永続的に無料で使い続けることができます。

また、無料版とは言え、プライベートで利用する場合は十分すぎる機能を有しています。

動画編集に関するプロフェッショナルな編集、カラー、エフェクト、オーディオが1台で可能なポストプロダクション。ライセンス版とUSB版を選べます。

まとめ

今回は、DaVinci Resolveの「ResolveFX」のうち、「うねり」から「リップル」についてまとめてみました。

DaVinci Resolveを使用する際のヒントになれば幸いです。

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