【DaVinci Resolve】Photoページ~インターフェースツールバー(インスペクタ)~

動画編集ソフトのDaVinci Resolveでは、ページ毎に役割を設けて実施できることを分けています。

バージョン21からは、画像を扱う「Photoページ」が新ページとして追加されました。

今回は、このPhotoページの「インターフェースツールバー」についてチュートリアルとしてまとめていこうと思います。

「キャプチャ」「インスペクタ」を除くインターフェースツールバーについては、こちら(リンク)を参照して下さい。
インターフェースツールバーの「キャプチャ」については、こちら(リンク)を参照して下さい。

なお、ここで紹介する内容は、DaVinci Resolve Studio 21 に基づいた内容になっています。

インターフェースツールバー

インターフェースツールバーで表示できる各インターフェースについて概要をまとめます。

なお、本記事では、「インスペクタ」についてをまとめます。

インスペクタ

写真の各種パラメーターを編集したり、適用済みのエフェクトを変更したり、ファイルのメタデータを追加したりできます。

通常の静止画ファイルだけでなく、RAWファイルにも対応しています。

選択できるタブは、「RAW」「写真」「エフェクト」「ファイル」の4種類です。

右上にあるオプションメニューでは、以下が利用できます。

項目説明
写真をリセット 「写真」タブで設定した内容をリセットします。
写真エフェクトをすべて削除 画像に適用されているエフェクトを削除します。
カメラRAWをリセット 「RAW」タブで設定した内容をリセットします。
すべて削除&リセット 全ての設定のカスタマイズをリセットし、元の画像に戻します。

以下では、各タブについて説明していきます。

RAW

RAWファイルを対象に、設定を行うタブです。

そのため、ファイルがRAW形式でない場合、このタブはグレーアウトして利用できません。

RAW編集は非破壊編集であり、基本的に使用しているカメラに合わせて最適化されているため、露出やカラーを調整する方法として推奨されます。

設定内容は以下です。

設定内容説明
Decode QualityRAWファイルをFull、Half、Quarterのいずれかの解像度でデベイヤー処理できます。
画質とパフォーマンスのトレードオフで調整してください。
White Balance 「撮影時の設定」もしくは「プリセット」から、ホワイトバランスを設定します。
Color Space 写真の編集および出力に使用するカラースペースを選択できます。
Gamma 画像に適用するガンマカーブを選択できます。
Temperature ホワイトバランスの色温度を調整します。
Tint画像の緑~マゼンタのバランスを調整します。
蛍光灯などによる色かぶりを補正するために使用するのが、主な使い方です。
Exposure 画像の明るさを、ƒ値(絞り値)を調整します。
Sharpness デベイヤー処理専用のシャープネスフィルターで、画像のディテールが強調度合を調整します。
Highlights HDRメディアで白飛びしたハイライトのディテールを選択的に復元しやすくする設定です。
Shadows シャドウのディテールを選択的に明るくしたり暗くしたりできます。
Color Boost彩度の低い領域の彩度を自然な形で高めます。
一般にVibrance(バイブランス)と呼ばれる処理に相当します。
Saturation 画像の色の強さを調整します。
Midtone Detail 画像内のエッジディテールが多い領域のコントラストや、画像のシャープさを調整します。
Lift メディアの黒レベルを調整し、黒レベルと白レベルの間の中間調の値を連動してスケーリングします。
Gain メディアの白レベルを調整し、黒レベルと白レベルの間の中間調の値を連動してスケーリングします。
Contrast コントラストを上げるとシャドウが暗くなり、ハイライトが明るくなります。
スコープ
Photoページでは、スコープが「RAW」タブもしくは「写真」タブで表示されます。
表示可能なスコープの種類は、他のページと同様で「ヒストグラム」「パレード」「波形」などがあります。
詳細は、こちら(リンク)を参照してみて下さい。

写真

RAWファイルではない静止画ファイルを対象に、設定を行うタブです。

カテゴリ設定内容説明
ソース変形 ズーム X/Y 画像を拡大または縮小できます。
↑ 位置 X/Y フレーム内で画像を配置位置を調整します。
↑ 回転の角度 画像を中心点を基準に回転させます。
↑ ピッチ 画像の中央を通る軸を中心とした縦回転を調整します。
↑ ヨー 画像の中央を通る軸を中心とした横回転を調整します。
↑ Flip&Orientation 画像を反転もしくは、90度回転させます。
ソースクロッピング 比率 画像の幅と高さの比率を設定できます。
↑ アスペクト比を固定 クロップ調整時に、アスペクト比が固定されます。
↑ クロップ(上下左右) 画像の4辺に対し、ピクセル単位で切り取る量を調整します。
Source Looks Type 写真にプリセットされたルックフィルターを適用できます。
Adjustments 自動バランス 以下のパラメーターを自動調整します。
↑ 色温度 照明に使用される色温度の自然なスペクトルに対応した色の軸に沿って画像を調整できます。
↑ ティント 人工光源に見られる不自然な色温度のスペクトルに対応した色の軸に沿って画像を調整できます。
↑ リフト メディアの黒レベルを調整し、シャドウの濃さを調整します。
↑ ガンマ リフトとゲインの間のミッドトーンの明るさを変更し、画像全体の見た目上の明るさを調整できます。
↑ ゲイン メディアの白レベルを調整し、ハイライトの明るさを調整できます。
↑ コントラスト ピボットポイントを中心として、画像のコントラストをすばやく狭めたり広げたりできます。
↑ ピボット コントラスト調整時に、画像の暗い部分と明るい部分が引き伸ばされたり圧縮されたりする際の、階調の中心位置を変更します。
↑ ミッドディテール エッジのディテールが多い画像領域のコントラストや、画像のシャープネスを調整します。
↑ シャドウ シャドウのディテールの明るさを調整します。
↑ ハイライト 白飛びしたハイライトのディテールの見え方を調整します。
↑ 彩度 画像内のすべての色の値に対して均一に彩度を調整します。
↑ 色相 画像内のすべての色相を、調整します。

エフェクト

写真に適用しているエフェクトで調整可能なパラメーターが表示されます。

そのため、詳細は割愛します。

Resolve FXについては、こちら(リンク)を参照ください。

ファイル

ファイル形式に関する情報を確認したり、よく使用するメタデータフィールドを編集したりできます。

カテゴリ設定内容説明
カテゴリ外 ファイル名 写真のファイル名を表示します。
↑ ★の評価 写真に1~5個の星による評価を設定できます。
↑ ISO 写真の撮影時に使用されたISO設定を表示します。
↑ シャッタースピード 写真の撮影時に使用されたシャッタースピードを表示します。
↑ アバ―チャー 写真の撮影時に使用されたレンズの絞り値を表示します。
↑ ホワイトバランス RAWコントロールで現在設定されているホワイトバランスを表示します。
↑ イメージフォーマット 画像のファイル形式を表示します。
↑ 解像度 画像のソース解像度を表示します。
↑ カラースペース RAWコントロールで現在設定されているカラースペースを表示します。
メタデータ 作成日 写真が撮影された日付を変更できます。
↑ カメラ 整理・管理を目的として、カメラ名、文字、または数字を追加できます。
↑ タグ 整理・管理を目的として、写真にタグを付けることができます。
↑ キーワード 整理・管理を目的として、写真にキーワードを割り当てることができます。
↑ カラー 整理・管理を目的として、写真にカラーコードを割り当てることができます。
↑ 名前 メディアプールで使用される写真の名前を変更できます。
↑ コメント 写真に関連付けられるコメントを追加できます。
↑ フラグ 整理・管理を目的として、写真にカラーのフラグを割り当てることができます。
↑ 次の写真を自動選択 メタデータフィールドへの入力後にReturnキーを押した際、メディアプール内の次の写真を選択します。
↑ 次の写真メディアプール内の次の写真を選択します。
この操作に「次の写真を自動選択」のチェックボックスの状態は関係ありません。

商品情報

公式HPでは、無料版もダウンロードできます。

無料版は、試用期間のようなものではなく、永続的に無料で使い続けることができます。

また、無料版とは言え、プライベートで利用する場合は十分すぎる機能を有しています。

動画編集に関するプロフェッショナルな編集、カラー、エフェクト、オーディオが1台で可能なポストプロダクション。ライセンス版とUSB版を選べます。

まとめ

今回は、DaVinci Resolveの「Photoページ」のうち、「インターフェースツールバー(「インスペクタ」)」についてまとめてみました。

DaVinci Resolveを使用する際のヒントになれば幸いです。

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